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まずは庭の適正チェック!!

こんにちは、ガーデンプランナーの北添です。
これから、寒い冬の時期にお庭の模様替えを考えている方も多いかと思います。
模様替えをする前、そして新たに庭のデザインをプランニングする前にどんな環境なのかを知る必要があります。
これはいわば「庭の適正チェック」。
どんなタイプなのか、どんな癖があるのかを確認したうえでお付き合いすれば、満足のいくガーデンライフを過ごせることでしょう。

庭の形状

地面は平坦

庭やベランダをスタイリングするときは、まず地面や床に注目しましょう。
平らな庭は作業がしやすく、デザイン上の制約も多くありません。
ただし、平凡でメリハリのない庭になりやすいので、エクステリアや樹木などを効果的に配置し、きちんとフォーカルポイントを作ることが大切です。

地面に起伏がある

起伏や段差、傾斜がある庭は、土づくりの作業やエクステリアの設置が難しい場合があります。
しかし逆にこれを庭の個性としてとらえれば、工夫次第で、ほかにない個性的な庭が生まれる可能性が。
ただし、排水や風当たりの面で、注意が必要です。

土の様子

土を掘ってみると?

庭土を掘って、普通に1mほど掘ることができればOK。
地表近くにゴロ石や廃材などの異物が埋まっていた場合は、これを取り除いてから土壌改良することが必要です。
1mより浅いところで岩盤や粘土層、地下水に当たる場所は水はけの悪い庭。粘土層は砕くのが一番ですが、硬い場合や層が厚い場合は、50㎝ほどの盛土の花壇にするとよいでしょう。

土に触ってみたら?

庭土の感触やにおいから、土質を判断することができます。
ぬるぬる、ベタベタする土は水はけが悪い粘土質の土。
こんな土は水分や微生物が腐敗し、生臭い場合があります。
濡れてもサラサラしている砂質の土は、保水力、保肥力に欠けるので、これらを補う土壌改良が必要です。
また、土を握った時に、鉛筆ほどの太さにまとまる土は水はけが悪い証拠。色が黒く、団子状にして軽く押して崩れる程度がベストな状態の土です。

水はけはよいか?

水たまりができやすい、水が長時間引かない場所は、土自体の水はけが悪い、岩盤や粘土質までが浅い、異物が埋まっているなどの原因が考えられます。
風通しが悪い場合も、水が引かずにジメジメしているので、他の項目も参考にしましょう。

雑草の種類は?

表土にゼニゴケなどの苔類が生えている場所は、土自体の水はけが悪いと考えられるので、水はけの改善に努めましょう。
スギナ、オオバコ、タンポポなどが多い場所は、土壌が酸性である証拠。酸度の調整をオススメします。

日当たりと風通し

日当たりは?

季節や場所によって、日当たり具合は違います。
樹木や塀が日をさえぎっていることもあるでしょう。
1日のうち4時間以上日があたれば、ほとんどの植物を植えることができますが、3時間以下の場合は日陰に耐える植物や、日陰を好む植物を植えるのがオススメです。

風通しは?

庭の風通しは、常に微風が感じられる程度がベスト。
風通しが悪い場合は、樹木の枝を透かしたり、塀をフェンスに替えて風通しの向上を。
風あたりが強い場所では、風よけを設置するか、草丈の低い植物を選びましょう。

既存の樹木

環境やイメージに環境を与えてないか?

樹木は庭の日当たりや風通しなどの環境に、大きく影響している場合があります。
樹木の丈を詰め、枝葉を管理するだけで環境は改善され、庭の印象も変わるはずです。
また、樹種によっては、イメージしている庭に合わないこともあります。
これからは、仕立て方をかえてイメージに合わせる、つる植物を絡めて目立たないようにするなど、アイデアでクリアするのがベター。
移植したい樹木がある場合、簡単に移植できる高さ1.5mほどまで。
それ以上の場合は業者に任せる。

外観の様子

家や風景はイメージに合う?

庭に立って視界に入る道路や自宅、隣家などのイメージが、庭のプランと合わないこともあります。
庭のイメージを優先して自宅をリフォームする手もありますが、もちろん費用がかかります。
反対に外壁に合わせた庭づくりをする方法も。
イメージ統一とプライバシー確保のための、もっとも簡単な方法は隠すこと。
庭を囲む塀やフェンスは遮閉率の高いタイプを選んでみては?
また、環境を壊さない程度に、茂る樹木を並べて植えたり、つる植物を利用して、目線をそらす工夫を。

エクステリアは新しいイメージに合う?

庭を囲む塀やフェンスはエクステリアとしては大きな割合を占めるアイテムです。
イメージに合わなければ、交換もしくは隠すことを考えましょう。
そのほかカーポートやテラス、物置、花壇、通路など、庭とは関わりのないものが置かれている場合もあります。
移動や処分が難しいものは、「隠す」か「目をそらせる」方法で。
いずれにしても全体を眺め、細部まで気を配ることが大切です。

最後に

ガーデニングをはじめるにあたって必要な知識、それは草花の育て方だけではありません。
どのような場所に植え、どのようなデザインに仕上げるのか。
またはどのような種や苗を選べばいいのかなど、ある程度の検討を行い事前準備をしておかなければなりません。
この事前準備をしておかないと、「土が悪く植物が枯れてしまった」「植えた樹木の位置が悪く、お隣さん宅に枝木が侵入してしまった」など問題が起こりうる可能性がありますので、このようなことが起きないように、まずは、庭の適正チェックをして今後のガーデンライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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