こんにちは、IN NATURAL SYTLE編集部です。
庭木を植えたくても、庭もスペースが狭かったり、庭木を植えてあまりにも大きくなりすぎたりしたら不安という方も多いのではないでしょうか。
また、マンションに住んでいて、庭がないという人も多いと思います。
そこで今回は、庭やマンションのバルコニーなどで、気軽に鉢植えで楽しむことができる庭木について紹介します。
目次
鮮やかなライトグリーンの葉と赤い実が可愛いルスカス
ユリ科の常緑低木ルスカスは、イランから小アジアが原産です。
葉はつやつやとしていて、ライトグリーンの葉色がきれいです。
切り葉は水あげがよく、日持ちもよいことから、生け花やアレンジメントなどの花材としてもよく使われています。
モダンでさわやかな印象の樹木のため、家の象徴となるシンボルツリーにも適しています。
鉢植えにも向いていて、暑さや寒さに強いだけではなく、乾燥にも強いので、育てやすい植物です。
水はけのよい土壌を好みます。
葉に見えているのは、実は小枝が葉のように変化した仮葉枝(葉状茎)と呼ばれる器官です。
この葉に見える部分に可憐な花が咲き、やがて小さい赤い実がなります。
実は年中つきますが、ピークは晩秋から冬にかけてです。
葉がきれいで、赤い実も可愛い、1年中楽しめる植物です。
シルバーグリーンの葉色が魅力のホワイトセージ
ホワイトセージは、正式名称をサルビア・アピアナといい、アメリカのカリフォルニア州が原産のシソ科のハーブです。
茎や葉などが白っぽく見えるので、ホワイトセージと呼ばれています。
空間を浄化する作用があるといわれ、古くからネイティブアメリカンが「聖なるハーブ」として儀式に使ってきました。
葉は15センチ程度の大きさになり、シルバーグリーンの柔らかな葉色が魅力です。
葉をこすると、スパイシーでさわやかな独特の芳香を放ちます。
葉は乾燥させたほうが香りは強くなり、肉料理やスープに利用できます。
また、春には白や紫色の花をつけ、目を楽しませてくれます。
日当たりがよく、風通しのよい場所を好み、湿度の高い環境が苦手です。
特に日本の夏は高温多湿になりますので、適度に剪定し、風通しのよい場所に鉢ごと移動するとよいでしょう。
水はけのよい乾燥した土壌を好みますので、花壇用の培養土ではなく、ハーブ用か観葉植物用の土が適しています。
冬は-5度までの寒さに耐えられますが、冬越えできずに枯れてしまうこともありますので、室内で育てたほうが安心です。
葉のコントラストとコーンのような花が楽しめるコーストバンクシャー
コーストバンクシャーは、オーストラリア原産のヤマモガシ科の常緑樹です。
葉の裏が銀白色で、風が吹いて葉がひるがえると、葉の表の濃い緑色と葉の裏の銀白色のコントラストがきれいです。
夏から秋に淡い黄色いコーンのような穂状の花を咲かせます。
必要に応じて剪定をすると、個性的なシンボルツリーにもなります。
暑さに大変強いので、鉢は日当たりのよい場所に置きます。
また、乾燥気味の場所を好みますので、水はけがよく、通気性のよい土壌で育てます。
しかし、完全な水切れには弱いので気をつけましょう。
赤いブラシのような花が美しいキンポウジュ
キンポウジュは、フトモモ科の常緑樹です。
オーストラリア原産で、ユニークな赤い花を咲かせます。
この花がボトルを洗うブラシによく似ていることから、別名ブラシノキとも呼ばれていて、英名でも「Bottle Brush」と呼ばれています。
開花時期は5~6月頃で、赤い花がいっせいに咲くと迫力があり、目を引く美しさです。
暑さや乾燥に強く、日当たりがよくて、水はけのよい場所を好みます。
比較的寒さにも強いですが、冬場は冷たい風に当たると葉が傷みますので、室内で育てたほうがよいでしょう。
シルバーブルーの葉と春先に花を楽しめるアカシアブルーブッシュ
オーストラリア原産のマメ科の常緑樹、アカシアブルーブッシュは、種類が多いアカシアのなかでも、シルバーブルーの葉色がとても美しい品種です。
春先にはレモンイエローのふわふわした可愛いらしい花を咲かせます。
ちなみにアカシアは一般的にミモザと呼ばれていて、家のシンボルツリーとしても人気です。
耐暑性が強く、日当たりのよい場所を好みます。
耐寒性も比較的強いですが、冬場は風が当たらない暖かい場所か、室内で育てたほうがよいでしょう。
水はけのよい用土に植え、土の表面が乾いたら水をあげるようにします。
水はけの悪い用土だと、根が傷んでしまうので気をつけましょう。
鉢が風で倒れないように注意して育てよう!
鉢植えの庭木は、大きくなりすぎず、好きな場所に置けるというメリットがあります。
注意したい点は、鉢が風で倒れないようにすることです。
風で倒れると、植物へのダメージが大きいだけではなく、バルコニーに置く場合などは階下の人を危険な目にあわせたり、迷惑をかけてしまったりすることもあります。
鉢を倒れないように固定しておくと安心です。
また、落ち葉の掃除をこまめにすることも大切です。
落ち葉は軽いので、風で飛ばされることが多く、排水溝のつまりの原因になったり、ご近所に迷惑をかけたりすることもあります。
それから、鉢植えは土が乾燥しやすいので、特に夏場は注意が必要です。
土や植物の様子をよく見ながら、水をあげるようにしましょう。
以上のことに注意して、庭木を鉢植えでも気軽に楽しみましょう。
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