こんにちは、ガーデンデザイン課の北添です。
先日、居酒屋で嫁がモヒート(ミント入りのお酒)を飲んでいたので「一口ちょうだい」とお願いしてもらったのですが、正直、僕は苦手な味でした…
ですが、味よりも誰がはじめにアルコールにミントをいれようなどと考えたんだろか?
と思い、その場で調べてみると、実は、1500年代後半のイギリス人海賊の船長が発端だとわかりました。
すごい意外な人物じゃないですか?海賊と知り驚きました。
ミントは、お酒以外にも、ガムやキャンディー紅茶などに使われています。
少しだけミントについて色々と調べましたので、ご紹介させてもらいます。
目次
ミントの特徴

ハーブには色々と特徴があり、1年で枯れてしまう一年草もあれば次の年以降も生き続ける多年草、樹木もあります。
ミントは多年草に属し育て方によっては毎年、元気に育ちます。
ミントの最大の魅力は爽やかな香りです。
歯磨き粉やトイレの芳香剤などにも使われてたりします。
ミント自体を手で揉んでみたり、かじって爽やかな香りを楽しんでみて下さい。
そして、もう一つの特徴は種類の多さです。
ペパーミント系やスペアミントと色々な種類があります。
種類によって香りも違うので、それもミントを購入する際の面白さでもあります。
比較的に暑さや寒さに強いので、初心者でも簡単に育てられると思います。
逆にミントは繁殖力が凄まじいので、地植えにはしない方がオススメです。
鉢やプランターでもでも簡単に育てられます。
ミントの種類

ホワイト・ペパーミント
・葉や茎が緑色。爽やかで上品な香り。
ブラック・ペパーミント
・茎が紫がかった色。ハッキリした香りで清涼感がある。
キャンディ・ミント
・香りが強い品種。ハーブキャンディに使われることが多い。
オーデコロンミント
・柑橘系の香りが強い。
アップルミント
・りんごのような香り。丸みのある葉にやわらかなうぶ毛が特徴。
スペアミント
・少し甘い香りで、クセが少ないので料理にオススメです。
ケンタッキーカーネルミント
・フルティーで素晴らしい爽快感でハーブティーにオススメです。
イングリッシュ・スペアミント
・最もスペアミントの特徴を表す強い香りが特徴。
育成サイクル

春
暖かい地域では2月末頃から植えつけができます。
最初は葉を摘みすぎないようにして育てましょう。
5月〜6月には葉の香りが最も充実し、たくさん収穫できます。
夏
暑くなる前には切り戻しをし、株の風通しをよくして休ませましょう。
7月中旬〜9月中旬は花の季節ですが、咲く前に摘み取ります。
ミントは簡単に交配して新しい交雑種ができてしまうのでタネがこぼれないよう注意が必要です。
秋
涼しくなった9月頃に追肥をすると、再び葉がもりもりと出てきます。
株がしっかり育っているので、株分けには良い時期です。
冬
秋まで育成していた株は、冬になると休眠します。
寒さには強いですが、冬の間も収穫したければ鉢を部屋に入れましょう。
収穫するためには10度以上に維持することです。
植えつけ方法

鉢植え
苗木の選び方
ひょろりと一本だけ出ているものは避け、株元から数本伸びていて芽が多いものを選ぶことです。
株元から一番近い葉の裏を見て、斑点状に変色していないかもチェックしましょう。
また、虫がついていないか確認しましょう。
鉢の選び方
成長が早く根もはるので3号ポットの苗なら鉢は6号くらいが目安です。
2株植えたい場合は8号くらいが良いでしょう。
大きめのプランターやコンテナでも大丈夫です。
土の選び方
ミントは乾燥に弱いので、市販の培養土の中でも保湿性のあるもを選ぶか、赤玉土小粒を少し混ぜると良いでしょう。
庭に植えつける場合は、土を柔らかくするために培養土混ぜるとよいでしょう。
肥料について
肥料がないと株がやせてくるので、葉を多く収穫したい場合は気温が上がる4月頃からは2週間に1度を目安に液体肥料を入れると良いでしょう。
最後に

ミントを育てたら、暮らしの中に取り入れて香りを楽しむことをオススメします。
例えば、グングン伸びた茎を丸めて、つなぎ目を細いワイヤーで留めてリースにし、部屋に飾れば天然の芳香剤になったりします。
他には、洗面器に40〜45度の湯を半分くらいまで張り、摘みたてのミントの葉を散らせば、ミントの香りが漂うフットバスを楽しむことができます。
みなさまも、ぜひミントを育てて収穫後に色々と試してみてはいかがでしょうか。