身近なハーブの育て方

こんにちは、ガーデンプランナーの北添です。
ガーデニングの楽しみ方は色々とありますが、今回はハーブ栽培について書いていこうと思います。
ハーブと言えば、収穫の喜びが味わえて、しかも、比較的じょうぶなハーブは、育て方も簡単です。
庭がなくても、マンションのベランダでも気軽に栽培できます。
春、夏、秋、冬と季節のうつろいを感じながら、愛らしハーブたちを育ててみてはいかがでしょうか。

ハーブ(庭)の土づくりの基本

ハーブの畑の部分は、団粒土壌にすることが必要です。
また、植物も体から不必要な老廃物を出さなくてはなりませんから、その動きをスムーズにさせる為には、同じ場所でほかの植物を育てないことです。
違った性質のものを近くに育てると、土の酸性化によって土が硬くなり、空気や水の通りが悪くなります。
そうしたことも含めて、1年に1回、寒い時期になったら土の掘り返し(天地返し)をしておきます。
その後十分に(最低1〜2週間)土を寒さにさらし、苗を植える準備をするとハーブに適した土の畑になります。
なお、苦土石灰は雨や水やりで流れてしまうので、2年目以降の土づくりや植え替えのたびに加えて下さい。

土づくりのやり方


1 庭の土を30㎝くらい掘り返す(天地返し)

2 土の中に腐葉土をすき込む(1㎡あたり洗面器1〜2杯程度の腐葉土が目安)。

3 土の表面がうっすらと白くなる程度に石灰をまき、よく耕す。
これは土の酸度を中和させるために行う。

4 1〜2週間、そのままにしてから苗を植える。

種まきと間引きのしかた

種まきの時期


ほとんどのハーブの種まきは春と秋のお彼岸のころが適してます。
春は遅霜の心配がなくなり、ソメイヨシノが咲くころ。
秋は、彼岸花な咲くころがよいといわれています。
ただし、寒い地方なら秋中旬までにすませます。
採取した種は1年以内にまくこと、買ってきたものは種袋の内容をよく読んで指示に従います。
何種類もまく場合は、まいた場所が誰にでも分かるように、また、芽がでたときに雑草との区別がつきやすいように、必ず名札に名前を書くのを忘れないことです。

種まきに適した土


種まきにふさわしい土は、苗を植えつけるときの土とは違い、無肥料のものが適しています。
例えば、バーキュライトピートモスを同量混ぜたものです。
ピートモスを乾燥圧縮したものに水を含ませるだけという簡単な商品もあります。

間引きのしかたとする頃合い

間引きは、良い苗だけ残して大きく育てることが目的です。
発芽後、混み合ったまま放っておくと、通気性も悪くなり、どれも丈夫な苗に育たないので、中からしっかりしたものを選んで集中的に育てる為です。
間引きは、双葉が開いたら始めます。
重なり合っている葉や、奇形の葉をピンセットで引き抜きます。
2週間程たったら、間隔をあけるためにさらに生長の悪いものを再び引き抜きます。
間引きは苗がしっかり生長するまでに2〜3回すれば良いでしょう。
間引いた葉は、すでに風味もあり、柔らかいので、洗ってサラダやスープ浮身などにぜひ使って下さい。

苗の植えつけと植え替えの基本

種から育てて、移植する場合、丁寧な方法でするなら、本葉が4〜6枚になったことを目安にポットに移植し、ある程度まで成長したら、再び鉢や庭に定植します。
お店から買ってきた苗や種から育てた苗を、より大きく育てる、たとえば手軽なベランダ園芸の場合などでは、この時点で鉢やプランターに直接植えつけても、まず大丈夫です。
その際、移植や定植する用土は、あらかじめ水をたっぷりかけておくことがポイントです。

苗を庭へ定植する

地植えをする時は、定植する10日くらい前に土のコンディションを整えおきます。
その間にガーデンのデザインを考えておきましょう。
デザインイメージのポイントは

1 日当たり。

2 ハーブが生長したときの株の大きさ。

3 ハーブの草丈などを考慮し、それにふさわしい場所に植えつけること。

場所が決定したら、土の表面をならして真ん中が高くなるように土を寄せます。
つまり畝を作るのです。
畝が出来たら、畝の上は平らにして、たっぷりと水をかけます。
次間隔をとりながら苗を植えていきます。
生長後の株が小さいので20㎝、大きくなるもので40〜50㎝は間隔をあけましょう。
植えつけたあとも、たっぷりと水を与えます。

株の手入れと管理

ハーブは本来じょうぶで適応力があるので、手入れについてはあまり神経質になりすぎるのも考えものです。
しいていうなら「日当たりと水さえあれば…」というのがハーブかもしれません。
むしろ野生的に育てた方が、かえって失敗がないことも多く、手入れや管理もそう難しく考えることはありません。
1年の作業の中でいくつかのポイントをつかんでおけば来年もまたハーブを楽しむことができるはずです。
そのポイントは

1 梅雨時にハーブが生長し、こんもりとし葉がうっそうとしてきたら、込んできた枝をす
かしてあげること。

2 収穫を楽しんだり、生長を促す為には、まめに切ってげること。

3 「夏の照り返し」「霜がおりるような寒い時期」に保護してあげること。

以上3点のことを覚えておけばたいていのハーブは元気に育てることができるでしょう。

ハーブの水やりのポイント

ハーブは栽培が簡単といわれますが、数少ない失敗の原因のひとつに水のやりすぎがあります。
一口にハーブといっても、いうまでもなく原産地は色々なので、水をたくさん必要とするハーブと、少し乾燥ぎみの方がいいハーブとがあります。
水のやりすぎが失敗につながるハーブは、原産地が暑い国のものが多いことにお気づきでしょうか。
したがって、水やりの仕方に迷うときは、原産地を目安にするのもポイントの一つです。
乾燥を好むのにいつも土が湿っていると、根腐れしたり、食する時や香りを楽しみたいときに風味が悪くなったりします。
よく、「乾燥ぎみに育てる」という言葉を聞きますが、そうしたハーブは石灰質の方が育ち安く、水やりの目安は土が乾いて白っぽくなったころと覚えておきましょう。
一方、水が好きなハーブは、基本的には毎日欠かさず水やりをしてあげましょう。

ハーブの肥料のやり方

植物にとって肥料は、いわばビタミン剤のようなものかもしれません。
園芸本を見ると色々な種類の肥料があるので、ガーデニングは難しそう、とためらってしまう方も多いと思いますが、ハーブに関してはその心配がありません。
なぜならハーブはとてもじょうぶな植物で、そうした人工的な薬品はあまり必要としないからです。
むしろ、肥料をあげすぎると失敗してしまいます。
季節の変わりめなどに肥料をあたえておいた方がよりいい、という場合でも、最近では「ハーブの肥料」として混合
されたものが市販されていますのでそれを使えば簡単です。

肥料を与える時期とそれぞれの呼び名

肥料を与える時期のポイントが3つあります

1 苗を植えつけたり、種を直巻きするとき。これを「元肥」といいます。

2 生長の途中に与える肥料で、短期間で生長、収穫を繰り返すものに与えます。これを「追肥」といいます。

3 花後や収穫後に、株の回復を目的に与える肥料です。これを「お礼肥」といいます。

植えつけ、植え替えには元肥を

元肥は、苗を植えつけるときに、根が直接当たらないように土にまぜます。
種を直巻きにするときも混ぜ込みます。
元肥には効きめがゆっくりで長続きする緩効性肥料や遅効性肥料を使います。
元肥は雨や水で2ヶ月くらいで流れ出てしまいますので、様子を見ながら追肥を与えます。

生長に合わせて追肥を

追肥は液肥や緩効性肥料などが使われていますが、バジルやチャービルなど短期間で生長、収穫を繰り返すものには、速効性の肥料が適当でしょう。

来年への体力を蓄えるための肥料

秋は昼と夜の気温差があるため、肥料の吸収がよくなります。
多年草のハーブには株を充実させるために液肥や速効性の化学肥料、石灰などを与えます。

最後に

今回はハーブの育て方をご紹介致しましたが、紹介したとおりハーブは初心者でも気軽に育てられます。
ハーブを育てたいけど何を選んだらよいか迷っている方へ。
香り、葉の形、花の愛らしさ、どんな理由でもいいと思います。
また、育てた後にも料理やアロマ、クラフトと多様な使い方があるので、育てても楽しめて、収穫後にも楽しめます。
ぜひ、育ててみてはいかがでしょうか。

 

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