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実ができるのが楽しみなびわ!知っておきたい育て方のコツ

ビワ

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。

びわは、果実をそのまま食べても、ゼリーなどのスイーツとしても楽しめる果物です。
種からの栽培も可能であり苗木も手に入りやすいため、自宅で育てる人も珍しくはありません。
鉢植えになっているものも多く、庭がない環境でも栽培できるのが魅力の1つです。
果実を大きく実らせるコツや注意点など、びわの木の育て方について解説していきます。

びわが好む生育環境とは?

びわは、奈良時代にはすでに生薬として利用されるなど、日本では古くから馴染みのある果実です。
江戸時代には現代のように食用として親しまれ、日本の気候でも栽培しやすく、生育条件が整っていれば特に難しいことはありません。
手入れをほとんどしなくても、十分実をつけてくれます。
びわの花期は12〜2月にかけての冬で、翌年の初夏には収穫の時期を迎えます。
そのため、よい果実にするには、冬の間の環境作りが大切です。
びわは比較的温暖な場所を好む傾向があるので、寒冷地で栽培をするなら耐寒性のある品種を選ぶようにしましょう。
水はけや風通しの良い環境を整え、湿気に注意して育てることも実をつけるためのポイントです。
鉢植えで楽しむ場合には、水やりの頻度や与え方に注意すると根腐れを防げます。

高木になりやすいびわは剪定が重要

びわの木は発育がよく、地植えにしてそのまま放っておくと樹高は8~10mほどにも及びます。
果実の収穫を前提にするなら、高さはせいぜい4m程度に抑えるようにしましょう。
びわの木は葉も大きくなりやすいのが難点です。
庭木として適切なサイズを保つためにも、定期的な剪定を行いましょう。
ただし、剪定の時期や切る枝を考えないと、果実がつかないということもあります。
びわの木の栽培で唯一注意したいのが、剪定作業です。

まだ実をつけていないびわの木と、実をつけるようになったびわの木では剪定の時期が異なります。
びわの木は、苗木から育てた場合、果実をつけるまでには8年ほどかかります。
まだ一度も実をつけていないうちは2~3月には剪定しましょう。
実をつけるようになってからは、8月下旬~9月の間が剪定に適した時期です。
剪定のコツは刈り込みすぎないことで、樹高の調節を目的に行います。
また、枝と枝がぶつかっているなど、混み合っている部分も剪定します。

ビワの花

比較的手間がかからない果樹

果樹は害虫がつく品種が多いですが、びわの木はカメムシやカナブンなどに注意すればあまり心配は要りません。
大量に発生することも少ないので、害虫には強い果樹といえます。
誘引結束の必要がないのも、育てやすい理由です。
注意したいのはせいぜい剪定で、高さの伸びすぎや風通し、日当たりを調整してあげる程度で済みます。
果実に袋かけしたり、害虫対策をしたりする必要がない分、他の果樹に比べると手間がかからないのが特徴です。
そのため、初めての人にも挑戦しやすい果樹と言えるでしょう。

庭に植える場所がない場合には、鉢植えでも結実してくれます。
時期によって置き場所の移動をすれば、寒さや湿気対策にもなりますし、観賞用としても楽しめます。
鉢植えの場合、水やりの失敗で根腐れを起こすこともありますが、要因の1つは受け皿に水をためてしまうことです。
水やりだけ屋外に出して行い、毎回水をしっかり切るなど工夫をすれば心配はありません。

実を大きく甘くするなら摘果しよう

びわの花は1回でたくさん咲きます。
白い花弁の小ぶりの花で、観賞用として楽しむのもいいでしょう。
しかし、そのまま全部のつぼみを咲かせてしまっては、立派な果実は実りません。
開花する前の10月を目安に、つぼみを適度に間引くことがポイントです。
この作業のことを「花もぎ」と言います。
花もぎによって花と花の間に適度な間隔ができ、果実が十分育ってくれる環境が整えられます。
甘さも左右されるので、花もぎは必ず行いましょう。

花もぎは、初めのうちは上手にできないかもしれません。
しかし、毎年行なっていると次第に慣れてきますし、コツを掴んできます。
枝によって花つきが異なることもあるので、どれくらい間引いておけば果実の生長に影響しないか、その年に応じて調整するといいでしょう。
たくさん実らせるより、大きく甘い果実を育てることを優先すると、失敗を防げます。
上手にできて大きな甘い果実になれば、その分大きな喜びとなって楽しさも増します。

group of medlars on a wooden table

甘くて大きい実を育ててみよう

自宅で果実の収穫ができると、新鮮なまま食べられるのはもちろんですが、ジャムやスイーツなどに加工できるのも魅力です。
小さな子どものいる家庭であれば、親子で収穫する楽しみにもなります。
びわは水分が豊富で、夏のおやつとしても向いている果物です。
果物を自分で育てるのはなかなか大変ですが、比較的育てやすいびわの木なら、家族で楽しめるでしょう。
毎年行う剪定で、年ごとにいろいろ調整してみるのもいいかもしれません。
どのように剪定と花もぎをすれば、どれくらい大きく甘くなるのか、試しながら育てるのも楽しみ方の1つです。
毎年の収穫の楽しみとして、また家のシンボルツリーとしても、初めての人でも育てやすいびわの木の栽培を楽しんでみましょう。

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