こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
庭木のレイアウトは庭の雰囲気を決める重要なポイントになります。
レイアウトを変えるだけでがらりと印象は変わりますから、庭木の配置などを考える必要があるのです。
この記事では、庭木のレイアウト術について見ていきます。
庭木を配置するうえで押さえておきたいポイントを4つに分けて紹介していきますので、しっかりと把握するようにしましょう。
ポイント1:選ぶ庭木に高低差を付ける
庭木をレイアウトする前に、どんな木を植えるのか選ぶことになります。
この際に気を付けてほしいことが、庭木の背の高さです。
同じ高さの庭木ばかりを選んでしまうと平面的になってしまいますし、人工的な印象を抱かせてしまいます。
全体的にのっぺりとした雰囲気になって、木々の立体感などを感じられなくなりますから、異なる大きさの木を選ぶようにするといいでしょう。
人工的な雰囲気にしたい場合には、木の高さを揃えてもいいのですが、同じ高さの木ばかりだと枝や葉が干渉しあってしまう、日当たりに差が出るといった問題があります。
干渉しあうことで生長に影響が出る場合もあるので注意が必要でしょう。
そのようなことを避けるためにも、木の高さが同じものばかりを選ぶのではなく、低木、高木というようにバランスよく選んだほうが安心です。

木の高さだけでなく、生長した後の樹形についてもイメージしておくといいでしょう。
一口に庭木といってもさまざまな形のものがあります。
生長していない若木を植える場合には、成長後の形をしっかりと把握して庭のイメージに合う木や干渉しあわないような木はどれなのか吟味する必要があります。
花が咲くものや実がつくものなどもありますので、植える時の木の形や雰囲気だけでなく、生長していく過程についても調べておくと、考えていたものとイメージが違うというようなギャップを感じにくくなるでしょう。
ポイント2:不等辺三角形に配置
庭木を自然な雰囲気で配置したいのなら、不等辺三角形を意識するようにするといいでしょう。
上から見ても横から見ても、辺の長さが異なる三角形を描けるように配置することで、人工的な雰囲気がなく自然な庭に仕上がります。
きっちりと等間隔に揃えたほうがきれいに見えるのではないかと考える人もいますが、感覚が同じだとどうしても人工的に配置された印象が強くなってしまうのです。
ある程度ランダムに植えたほうが自然な美しさを演出できますから、きっちりと揃えるのではなく間隔を変えながら、あえてずらして植えていくといいでしょう。

ただし、ランダムと言っても適当に植えたのでは、ごちゃごちゃになってしまってまとまりがなく、雑多な印象を持たれてしまいます。
これを避けるために、不等辺三角形を意識することが重要になるのです。
不等辺三角形を意識することで、規則性を持たせながらもランダムで自然な庭木の配置にすることができます。
ポイント3:落葉樹より常緑樹を奥に
庭木には落葉樹と常緑樹があります。
落葉樹の特徴は冬になると葉が落ちて幹と枝だけになることでしょう。
常緑樹はその名の通り葉が落ちることはなく、1年を通して葉が生い茂っています。
この特徴を活かしてレイアウトすることも大切です。
まず、落葉樹ばかりを植えてしまうと、冬には閑散とした様子になってしまい寂しさを感じさせてしまいます。
これを避けるために、落葉樹だけでなく常緑樹も間に入れることがポイントになります。
常緑樹は冬でも変わらずに葉がついていますので、寂しさや閑散とした様子を緩和することができるのです。

常緑樹を植える際のポイントとしては、手前に配置しないことです。
手前に常緑樹を配置してしまうと、そこで視線が止まってしまい奥にまで目がいきません。
そうすると奥行きのない平面的な庭だと感じられてしまうのです。
そのため、常緑樹は奥側に植えたほうが立体感を出すことができます。
葉のついた常緑樹を奥に配置することで、目線が奥にまで行き届きますから奥行きのある庭を演出することができるのです。
ポイント4:季節の変化をイメージ
季節によって木々の色や形は変わっていきます。
その変化をしっかりとイメージして庭木を選ぶ、配置することが重要なのです。
たとえば花や実がつく庭木を配置するのならどこに植えれば見やすいのか、モミジなどの紅葉する木を配置するのなら赤や黄色、緑といった色のコントラストをより美しく見せる場所はどこなのかを意識するといいでしょう。
また、植える時の木の様子だけではなく、冬場のことも考えておくことも大切です。
落葉樹なのか常緑樹なのか、冬の日差しなども考えて配置することで、冬場でも美しい庭に仕上がります。
春夏秋冬を通して、美しく見えるように庭木の特性や季節ごとのイメージをしっかり膨らませておきましょう。

1年中楽しめる庭にしよう
このように、庭木のレイアウトには大きく分けて4つのポイントがあります。
ポイントを押さえてレイアウトすることで、美しく立体的な庭にすることができるのです。
冬の庭はどうしても閑散としてしまいがちですが、レイアウト次第では1年中楽しめる庭を作ることも可能です。
季節による変化を意識して庭木選びや配置を行って、1年中美しく見える庭づくりを目指してみましょう。
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