本日は、インナチュラル 植物勉強会の模様をレポートします。
今回は、『球根植物』です。
インナチュラルがいつもお世話になっている、有限会社 ボナフィオリアさんの大塚さんを講師に招き、開催しました!!
それでは、遥か彼方の記憶の小学生の頃にチューリップを植えたっけ!?レベルの、全く知識がない私でも、大変学びになった内容を簡単にご紹介させて頂きます。
球根植物とは
地下部に成長に必要な養分貯蔵器官をもっており、それによって子孫を繁栄させる植物。
球根とは
低温、高温、乾燥といった環境がその植物の成長に不適切な場合、その期間を耐えるため、葉や茎や根などの一部を特別に肥大させ、球状または塊状に変化させたもの。
球根の特徴
多量の養分や水分を蓄えることができ、適切な環境になると球根の大きさによっては親と同じようにすぐに開花できるように再び成長することが可能
球根植物の特徴
多年生植物または宿根草の一種
1.休眠期と成育期がある!
→春植え、夏植え、秋植え
2.栽培が簡単で初心者でも育てやすい!
→水だけでも咲くものが多く、水耕栽培が可能なものも
3.開花期が短いが、花の形、花色が豊富!
→毎年咲くものや長期間咲くものもある
球根の種類 その1
①鱗茎 葉が肥大した鱗片が重なって球状になったもの。一番多い。
(チューリップ、アマリリス、水仙、百合、カタクリ等)
②球茎 茎が肥大したもので、皮膜に包まれているもの。
(グラジオラス、フリージア、クロッカス等)
③塊茎 茎が肥大したもので、皮膜に包まれていないもの
(シクラメン、球根ベゴニア、アネモネ、カラー、セツブンソウ、エゾエンゴサク等)
④塊根 根の一部が肥大したもの
(ダリア、ラナキュラス、バイカカラマツ等)
⑤根茎 地下茎が肥大したもの
カンナ、ジャーマンアイリス、アヤメ、キキョウ等)
球根の種類 その2
①春植え球根 (ダリア・グラジオアス・アマリリス等)
亜熱帯原産で寒さに弱く、ほとんどは掘り下げが必要。
初夏〜秋咲きの冬休眠型で日本の四季に適したタイプ。
②夏植え球根 (リコリス・サフラン・コルチカム等)
秋咲きで翌年の夏に休眠するタイプ。
③秋植え球根 (チューリップ・百合・水仙等)
ヨーロッパ原産が多く、冬越しして翌年の春に咲き、初夏〜夏にかけて暑くなると休眠する夏休眠型で、低温があたらないと花芽分化が起こらないタイプ。
いかがだったでしょうか? この内容は球根植物の基礎の基礎で、他にも掘り下げや貯蔵、そして植え方などまだまだ奥が深いです。大塚さんの球根に対しての情熱は凄まじく、無限に話せると仰れてました。
掲載させて頂いた写真は、「長く楽しめる球根の寄せ植え」を断面で撮影し、分かり易くしたモノです。球根は下に根を張るものが多く、成長した花がぶつからない程度で、間隔を狭く植えても大丈夫で、開花時期や種類の違うモノを深さを変えて植える事で、1鉢でこんなに楽しめるのです。
インナチュラルでは、9月の中旬頃から、秋植え球根が入荷します。他にはない品揃えを行い、皆様をお待ちしております♫