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なぜ冬には黄色い花が多いのか?

ガーデンデザイナー高島です。

今回はこれから迎える1月〜3月頃のお話です。
その頃になると落葉樹は枝だけになり緑がへって寂しくなりますが
こんな寒くても花が咲いていると所々に気づくことがあると思います。

その花の多くが黄色であることを知っていましたか?

どんな種類があるのか

ロウバイ

蝋細工のような光沢のある花が特徴。
葉がでるまえに花が咲き、香りもある。

福寿草
お正月といえばこれ。花言葉は「永久の幸福」
自然環境では3月頃に咲きます。

サンシュユ
葉より先に花全体につけるので別名ハルコガネバナ。
秋には赤い実が綺麗なのでアキサンゴとも呼ばれる。
春にも秋にも楽しめる万能選手。

トサミズキ
昔から親しまれてきた樹木。
ミズキとあるがミズキ科ではなくマンサク科です。

レンギョウ
一般的にはレンギョウの仲間をまとめてレンギョウと呼びます。
モクセイ科なので科としてはオリーブの仲間。

他にもマンサクやアブラチャン、アカシアなどまだまだあります。
黄色い花には何か理由がありそうですね。

なぜ黄色なのか

そもそも植物の花は人間を楽しませる為ではなく子孫繁栄の為にあります。
多くの植物は種をつくり次世代を増やします。
その為には受粉が必要で花粉を運ぶ手段としては虫が重要なのです。

そういった役割を持つ虫は、早春にいち早く動き出すのはハエやアブの仲間が多いそうです。
これらの虫は黄色に敏感だと言われています。
植物生産の現場ではコバエをとるために黄色い粘着シートがおかれている光景をよく見ますがそれと同じことですね。

早春に咲く花たちは数少ない虫たちに出来るだけ見つけてもらえるように黄色を選んだのではないでしょうか。
熾烈な生き残り競争が美しい花をも巻き込んで展開されています。
植物にとって色は死活問題ですね。

そんなことも知りつつ冬の景色を彩る花々に注目してすごしてみて下さい。
きっと黄色が目に入ってくるはずです。

 

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