カラーリーフを使った素敵なお庭 〜パート2〜

こんにちは、ガーデンデザイン課の北添です。
前回書いた「カラーリーフを使った素敵なお庭」が意外にも反響がありまして、そこで今回も前回に引き続き「カラーリーフを使った素敵なお庭 〜パート2〜」を書きたいと思います。

👇ちなみにパート1はこちら

カラーリーフを使った素敵なお庭

葉色を際立たせる植え方

カラーリーフの美しさを出す

カラーリーフを好む人は、植物を装飾的にとらえ、植物の個々の美しさももちろんですが、それを組み合わせた景観の美しさに敏感な方が多いです。
このような方は色やテクスチュア、フォルムの違いを見分ける感覚にすぐれ、コンテナなどの寄せ植えも得意としている方が多いと思われます。
ところが、庭のデザインは若干性質が異なります。
コンテナよりも空間の広がりが格段に大きく、そこで植物が育っていく過程を想像できないと、庭の全体像を見通すことができないからです。
綺麗な植物を「絵画的」に植えるだけでは、頻繁な植え替えや切り戻しといったメンテナンスに追われることになりかけません。

カラーリーフの育成パターンを知ろう

まずは、植物本来の姿、とくに育成パターンを知る必要があります。
カラーリーフには市販の苗と本来の姿が異なるものが多く、育成の早い種類、遅い種類の差もあります。
上に伸びるもの、丸く茂るもの、地面を這って広がるものなど、種類ごとの違いをきちんと見極めて植えるのが、見映えだけではなく、その後のメンテナンスも楽になります。

キレイにみせる方法

花を主体に楽しむか、葉物の組み合わせを楽しむか、前者は花の引き立て役としてのカラーリーフ、後者はカラーリーフそのものの美しさを追求する。
どちらも素敵ですが、カラーリーフを使うときに基本となるのは、明るさの差を意識し、その上で色の調和やフォルム、テクスチュアの組み合わせを考えることです。
コントラストはただ強くすればいいというわけでもなく、その割合や中間的な明るさとの量やバランスも大事なポイントです。
たとえば、外壁がクリーム色した家にモミジをシンボルツリーとして植えた場合、コントラストが強すぎて落ち着きません。
そういう時は明るい緑の竹類、もしくはコニファーなどをプラスするとよく、前者は和風、後者は洋風にまとまります。
外壁のクリーム色を葉で隠し「ブライトカラー、ダークカラー、中間色」という目安に近づけることがオススメです。

 

みずみずしい葉色を保つ方法

カラーリーフは日常の花びら摘みなどのメンテナンスが不要な分だけ、一般の草花に比べて手がかかりません。
たくさんの種類が含まれているカラーリーフについて、ひとくくりに栽培法を解説することが出来ませんが、カラーリーフの性質を生かした管理方法を紹介します。

カラーリーフの性質

カラーリーフは太陽光からエネルギーを作る葉緑素が普通の植物よりも少なかったり、別の色素が多くてその動きが邪魔されたりする為、普通の植物にくらべ成長が遅い種類も少なくありません。
極端なものは、生命力が弱く特別な管理が必要な場合もあります。
なかには植え付け場所や気候のちょっとした違いで、葉焼けや枝の枯れこみが起こる場合もありえます。
こうした症状が現れた場合は、植え場所や用土にも気を配り、日除けや防寒なども必要となります。

生育の早いもの

草花ではアジュガ、エゴポディウム、カザニア、リシマキア、ワイヤープランツ、イポメアなど。
樹木はセイヨウイボタの仲間、ネグンドカエデ、ギンドロなど。
つる植物は班入りクズ、カナリーキヅタなど・

生育が遅いもの

班入りのシマトネリコやモッコクなど。
本来は高木で生育は遅い方ではないが、カラーリーフでは極端に生長が遅くなる。
ただし性質は丈夫。

 

グループ別にみるカラーリーフの管理ポイント

葉の厚みと美しさ

葉が薄い種類のカラーリーフは、光の加減で透き通って見えることもあり、とくに新緑の季節は輝いて見えるものです。
しかし、日本の厳しい夏を迎えると、強光線や乾燥で弱り、とくに冷温帯産の種類は真夏の太陽にさらされると、焼け焦げたように葉が枯れ込んでしまいます。
こうした種類は、なるべく西日が当たらない場所や、大きな落葉樹の陰になるような場所を選んで植えるようにしましょう。

特殊なシルバーカラー

葉の表面に生えているタイプのシルバーリーフは乾燥に耐えますが、逆に長く葉が枯れたままになっている状態を嫌い、泥はねなどで葉が汚れると葉が傷みやすい傾向があります。
また、ギボウシの中には葉に白い粉(ワックス)がつき、灰青色に見える品種があります。
春先から晩春までが美しく、梅雨時を過ぎるころから色が薄れ、夏には緑葉になってしまいます。
白粉が雨や灌水で流れるためで、長く美しい葉色を楽しむには、鉢植えにして雨に当てないことですが、あまり現実的ではありません。
やはりギボウシは自然の中で楽しみたいものです。

手軽に楽しめる熱帯性カラーリーフ

最も手軽な熱帯性のカラーリーフのひとつにコリウスがあります。
昔から金襴紫蘇(キンランジソ)の名前で実生系が知られていましたが、近年では色鮮やかで個性豊かな栄養系品種が広く出回るようになりました。
ほかにもイポメアや、黄色やオレンジのカンナもカラーリーフとして見直され、定着しています。
球根植物のカンナは、暖地でそのまま越冬しますが、コリウスやイポメアは室内での越冬管理が欠かせません。
コツさえつかめば難しい技術ではなく、ほかの熱帯植物にも応用できますから、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

 

ベランダで楽しむコンテナ&鉢植え

ベランダは庭に比べて乾燥しやすく、風も強く当たり寒暖の差が激しいなど、植物にとって厳しい環境です。
クリスマスローズなんかは3時間ほどしか日の当たらないマンションのベランダですと、元気なのは冬から春先までで、夏には衰弱し、栽培するのが苦労するかと思われます。
私は毎週、レイクタウンインナチュラル店の前の植栽メンテナンスを行っているのですが、そこにはクリスマスローズが沢山、植わっておりますが夏でも以外と元気に頑張って育っているので、ちょっとした環境の差で育てやすかったり難しくなったりと、植物の種類によって反応の仕方がずいぶん違うと思い知らされました。

日当たりに合わせて種類を選ぶ

半日以上日の当たるベランダでは、熱帯〜亜熱帯や乾燥に強い地中海性気候の地域に産するカラーリーフが良いでしょう。
例えば、デュランタ、カザニアやセトクレアセア、多肉植物のグラプトペタルムなどがオススメです。
アガベやユッカも乾燥に強く丈夫ですが、刺があるので注意が必要です。
樹木はコプロスマやメラレウカ、グレヴィレアなどオセアニア産のカラーリーフがおすすめです。
日当たりがあまりよくない場所では、日陰をこのむカラーリーフのうち、しっかりした空気の中で大きな葉を広げるギボウシよりも、硬くて繊維質の葉を持つヤブランやオオバジャノヒゲなどが敵しています。
ヤツデやアオキといった日本原産の植物は丈夫ですが、のびのびと美しく育てるには、風除け人工芝で湿度を保つなどの工夫が必要かもしれません。

コンテナ栽培の長所を生かす

コンテナ栽培の一番の長所は、簡単に移動できることです。
見頃になった開花株やリーフプランツの鉢植えを彩りよく並べる「寄せ鉢」は、ほぼ完成した鉢植えを並べるので初心者でも難しいことはありません。
色彩にこだわりコントラストやテクスチュアに心を砕いて並べてみましょう。
多少草丈が足りない部分は鉢の下に空鉢やレンガを置くという裏ワザもあります。
大事なことは置きっぱなしにしないこと。
見頃が過ぎた鉢は別の場所に移すなどの気遣いはした方が良いでしょう。
もし、庭があって置き場所にも余裕があるなら、植物の好む環境に合わせて季節ごとに移動させたり、置き場を遮光ネットで覆うことも可能です。

 

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