大切な庭木を守りたい!殺虫剤の効果的な使い方

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こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。

庭木を生育するに当たって、注意したいのが害虫の発生です。
害虫は放ておくと庭木に悪影響を与えることがあるので、害虫を見つけたら殺虫剤で駆除する必要があります。
ただ、庭木に使用する殺虫剤にはいくつかの種類があるので、適切に使い分けなければいけません。
そこで、この記事では庭木に殺虫剤を使用する際の注意点や、効果的な使用方法などについて解説していきます。

 

殺虫剤と殺菌剤は何が違うの?

庭木に使う殺虫剤とは、庭木に悪影響を与える害虫を駆除する目的で用いられる薬剤です。
主に、接触剤・食毒剤・燻蒸剤という3種類に区分されます。
接触剤は、害虫の皮膚から体内へと殺虫成分を浸透させる薬剤です。
食毒剤は、害虫に摂食させるタイプの薬剤で、殺虫成分を口から体内に取り込ませます。
燻蒸剤は、殺虫成分を含んだ蒸気やガスを、害虫の呼吸器官を介して取り込ませる薬剤です。
それから、どういった作用で殺虫効果が現れるかによって、神経系作用性薬剤・エネルギー代謝阻害剤・生育制御剤といった形で区分されることもあります。

また、殺虫剤には効果の有無・環境への影響・人畜に対しての安全性など、さまざまな観点からの審査に合格した薬剤を使用するのが基本です。
こうした薬剤は、医薬品と同様に国からの認可を受け、農薬として登録されています。
農薬として登録されている薬剤は大きく2つに分類され、殺虫剤のほかに、殺菌剤という薬剤が存在します。

殺菌剤とは、庭木の病気を予防・治療する目的で用いられる薬剤です。
庭木の病気を引き起こすウィルスや細菌などといった病原菌を死滅させ、病害のリスクを抑えることが可能です。
また、病原菌を直接死滅させる効果はないものの、庭木を保護する効果を持つ殺菌剤もあります。
このような殺菌剤は、非殺菌性殺菌剤・感染制御剤・静菌剤などと呼ばれます。
殺虫剤と殺菌剤は、広い範囲の害虫や病気に効果を発揮するものと、特定の害虫や病気に効果を発揮するものとに分かれるのが特徴です。
そのため、殺虫剤や殺菌剤を使用するときは、駆除したい害虫や治療したい病気を明確にしてから薬剤を選びましょう。
なかには、害虫駆除と病気予防の両方に有効な殺菌殺虫剤という薬剤もあります。

 

Spraying from manual spray of plants and flowers. Studio Photo

 

どんな害虫がいつ発生するの?

庭木に発生しやすい害虫は、主にカイガラムシ・アブラムシ・ハダニ、さらにイラガやチャドクガなどといった蛾の仲間です。

カイガラムシは、貝殻のような見た目をした害虫です。
1年中いつでも発生する可能性があります。

アブラムシは、庭木に食害を与えたり、ウィルスを媒介したりする害虫です。
4~10月頃に発生し、特に4~6月と9~10月に多く発生しやすくなります。

ハダニは、庭木に食害を与えるダニの一種です。
5~11月にかけて発生します。

イラガやチャドクガなどは、庭木に食害を及ぼし、毒のある体毛やトゲを持っているのが特徴です。
4~10月頃にかけて発生し、特に4~5月と8~9月に大量発生しやすくなります。

 

時期によって薬の使い分けが必要

殺虫剤は基本的に害虫を駆除する効果を持つものの、時期によっては害虫の発生予防のため、消毒目的で用いられることもあります。

たとえば、気温が低く害虫の活動が停滞する1~2月頃の時期は、暖かくなる春に備えて、害虫発生予防の消毒が行われます。
消毒には、害虫を卵のうちに駆除するためにマシン油乳剤などを散布するのが一般的です。

気温が高まってくる3~5月頃の時期になると、害虫も活発に動き始めます。
そのため、使用するのは殺虫目的の殺虫剤であるマラソン・スプラサイド・カルホスなどです。
ただ、スプラサイドやカルホスは劇薬に指定されているので、通常の園芸店やホームセンターでは取り扱っていないことがあります。
確実に購入したい場合は、農協専門店に出向きましょう。
なお、劇薬の購入には印鑑と身分証明書が必要です。

7~9月頃にかけての暑い時期にも、害虫が発生しやすくなります。
ですから、この時期にも殺虫目的の殺虫剤を庭木に使用することがあります。

 

Hand with glove spraying leaves of fruit tree against plant diseases. Studio Photo

 

殺虫剤を吸い込まないように注意

殺虫成分を含んだ殺虫剤は、当然ながら人体にも悪影響を及ぼす可能性があります。
したがって、自分で散布する際はマスクや手袋などを着用のうえ、なるべく殺虫成分が体内に入り込まないように注意する必要があります。
また、殺虫剤を使用した直後にタバコを吸うと、タバコの成分と一緒に殺虫剤の成分が体内に取り込まれてしまう危険性があるので、気をつけましょう。

加えて、庭木に殺虫剤を散布するときは、適正な使用方法を守ることも重要です。
希釈濃度・使用量・使用上の注意などを厳守し、人体の健康や生活環境に悪影響を与えないよう、十分に配慮しなければいけません。
それから、殺虫剤が近隣に飛散する恐れがある場合は、必ず事前の周知を徹底しましょう。
もし風が強いようなら、散布を中止するのが賢明です。

大量の散布は業者に任せよう

庭木を生育するうえで、殺虫剤の散布は不可欠だといえます。
そのため、殺虫剤についての正しい知識を持ち、適切な使用方法を理解することが大切です。
ただし、庭の広さや木の数によっては、殺虫剤を大量に散布しなければいけません。
そのようなとき、自力での散布は難しい場合があるので、専門業者に依頼するのも1つの選択肢です。

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