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ハイドロカルチャーのメリットは?植え替え方法と注意点

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
ハイドロカルチャーはインテリア性も高く、おしゃれ感覚で観葉植物を楽しめるのが魅力の一つと言えます。
ハイドロカルチャーを楽しむには、まず、どんな特徴を持っているのか、どんなメリットがあるのかを知っておくことが必要です。
さらに、基本的な植え替え方法やハイドロカルチャーを行ううえでの注意点について解説していきます。

ハイドロカルチャーの特徴や意味について

ハイドロカルチャーとは、専用の植え込み材を使った植物の栽培方法の一つです。
土を一切使用しないという点が、一番の特徴と言えるでしょう。
ハイドロカルチャーは水栽培と混同されることもありますが、水栽培の場合は水しか使いません。
コップなどの容器に水を入れ、そこに植物を挿しただけのものです。
一方、ハイドロカルチャーはハイドロボールやハイドロコーン、またはゼリーボールなどを使って植物を植え込み、そこへ水を注いで栽培します。

ハイドロカルチャーという呼び名は、ラテン語から来ていると言われています。ハイドロカルチャーのハイドロとは「水」や「水を利用する」という意味です。カルチャーは教養や文化といった意味で使われていますが、もともとは「土を耕す」という意味を持ったラテン語である「colere」が語源となっています。
そのため、この2つを合わせてハイドロカルチャーと呼ばれるようになった、というのが有力な説です。

ハイドロカルチャーはメリットが豊富

ここでは、ハイドロカルチャーで植物を栽培するメリットをあげていきます。
ハイドロカルチャーの一番のメリットは、衛生的であるという点でしょう。
ハイドロカルチャーの植え込みに使う材料は無菌のものが多く、清潔な状態で使うことができます。
また、土に比べて臭いの発生も少ないため、室内で植物を栽培するときに向いています。
植物を鉢植えで楽しむときは1〜2年の頻度で植え替えが必要になりますが、植え替えの際に土を扱うのが苦手という人でも気軽に植物の栽培が楽しめるのもメリットの一つです。

ハイドロカルチャーは根の部分の通気性がよいのが特徴で、そのため、空気浄化効果が期待できるというメリットもあります。
また、ハイドロボールやハイドロコーンを使う場合には劣化しにくく、水洗いをすれば再利用も可能です。
土を使って植物を植えこむ場合には、植え替えをするたびに新しい土を用意しなければなりません。
古い土の処分に困ることもあるでしょう。
そういった心配がないのも、ハイドロカルチャーのメリットと言えます。
排水処理の必要がなく、水の管理がしやすいのも扱いやすい点です。
ハイドロカルチャーの植え込み材は軽量なものが多く運びやすいので、キッチンや寝室などに吊るして楽しむこともできます。

ハイドロカルチャーへの植え替え方法

植物をハイドロカルチャーに植え替えるには、植え込み材や植え込む容器の他に、水を張ったボウルなどを用意しておくと便利です。
ボウルがない場合には、水が張れる容器であれば何でもかまいません。
はじめに、植物の根についている土をていねいにふるい落としておきます。
この時点では、根の間に入り込んでいる細かい土まで無理に落としておかなくても大丈夫です。
周りについている土を落としたら、次に水を張ったボウルに入れ、残りの土を洗い落としていきます。
このとき、根を傷めないように注意しましょう。

下準備ができたら、次はいよいよ植え込みです。
植え込み剤にはいろいろありますが、ここでは、ハイドロボールを使って説明しましょう。
まず、ハイドロカルチャーに使う容器の底に、根腐れ防止剤を敷いていきます。使用する容器は、穴が空いていないものであれば特に決まりはありません。
根腐れ防止剤を敷いたら、水洗いしたハイドロボールを容器の4分の1程度入れ、次に植物を入れます。
このとき、植物の向きや配置を決め、その隙間にハイドロボールを埋めていきます。
細かい箇所はピンセットを使ってきれいに埋めていきましょう。
ハイドロボールを敷き詰めたら、あとは水を入れて完成です。
容器は何でもいいので、夏はゼリーボールを使って金魚鉢に植え込むのも涼しげでかわいいハイドロカルチャーになります。

ハイドロカルチャーで根腐れを防ぐには?

ハイドロカルチャーで一番注意したいのは、水の量です。
水は、容器の4分の1〜5分の1程度が適量で、それ以上にはならないように注意しましょう。
水は無くなってから足すようにします。
水を容器にいっぱいにしてしまうと根が呼吸できなくなり、根腐れを起こす原因になるからです。
ハイドロカルチャーは土を使いませんが、それでも管理次第では根腐れします。ハイドロカルチャーで根腐れを起こしてしまう原因の多くは水の入れ過ぎによるものなので、注意しましょう。
水を上手に管理することを考えると、ハイドロカルチャーは透明の容器が向いているかもしれません。

ハイドロカルチャーで手軽に緑を楽しもう!

ハイドロカルチャーは土を使わない分、衛生的でインテリア性も高いという特徴があります。
土に比べて軽量なので、置いたり吊るしたりと飾る場所を選びません。
寝室やキッチン、リビングなどで手軽に緑を楽しみましょう。