こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
ヘデラは、インテリアグリーンとして人気の観葉植物です。
ウコギ科キヅタ属に属しており、アイビーという名前でも知られています。
初心者でも育てやすいため、初めて観葉植物を購入するという人にもおすすめです。
そこで、ヘデラを購入してみたい、ヘデラについてもっと知りたいという人のために、ヘデラの特徴や育て方の基礎知識についてご紹介します。
ヘデラ(アイビー)の特徴は?初心者にもおすすめ!
ヘデラの特徴は、耐寒性や耐暑性に優れ、乾燥に強いということです。
年間を通じて緑色の葉をつけるため、季節を問わずその姿を楽しむことができます。
さらに、日当たりが悪い場所でも耐えられる「耐陰性」という性質も兼ね備えています。
そのため、屋外や屋内など、育てる場所を選ぶ必要がほとんどありません。
お庭やベランダはもちろん、リビングや浴室、出窓など家の中のさまざまな場所でインテリアとして取り入れられるでしょう。
このように丈夫な性質を持つヘデラは、育てやすいことが魅力です。
生命力が強く、成長するとツルもどんどん固く、丈夫になります。
また、ヘデラの種類は500種類以上と、とても豊富です。
有名なものには、葉の形や模様がさまざまに楽しめる「ヘデラ・ヘリックス」や、まるみを帯びた大きな葉が可愛らしい「ヘデラ・コルシカ」などがあります。
自分の好みのヘデラを選ぶことで、より楽しく育てることができるでしょう。

ヘデラ(アイビー)の育て方とは?どんなお世話が必要?
ヘデラの水やりは、季節によって少し異なります。
春から秋にかけては、土が乾燥していたら、受け皿から水が流れてくるぐらいを目安にしっかり水をあげる必要があります。
受け皿にたまった水を捨てるのを、忘れないように気をつけましょう。
11月頃から3月頃にかけての冬の時期は、根腐れを防ぐために、土が乾いて数日経ってから水をあげます。
特に気温が5度を下回るときは、水の量を減らしましょう。
葉に霧吹きで水をかけてあげる作業は、毎日でも大丈夫です。
また、耐陰性があるといっても、ヘデラは日光を好む植物です。
日当たりの良い場所に置いてあげましょう。
ただし、直射日光が当たる場所や日差しの強い場所に置くと「葉やけ」と呼ばれる、葉の色が変色する現象が起こってしまいます。
逆に日差しが少なすぎると、葉と葉の間隔が広くなりすぎたり、葉のまだら模様が無くなったりといった原因になります。
ヘデラを美しく育てるためには、屋外であれば優しく日が当たる場所に、屋内の場合はレースのカーテン越しなどに置くと良いでしょう。
ヘデラを育てるためには、水はけの良い土を選ぶことも大切です。
特に、鉢植えの場合に水はけの悪い土を使うと、根腐れを起こす可能性があります。
慣れている人であれば自分で土をブレンドすることも可能ですが、初心者の場合は、底に赤玉土を敷き、その上から市販の観葉植物用の土を入れると良いでしょう。
さらに表面にも赤玉土を敷くと、コバエや雑菌の繁殖などを防ぐ効果が得られます。
肥料については、ヘデラは丈夫な観葉植物のため、基本的には必要ありません。
もし、もっと成長させたいという場合は、5月頃から9月頃にかけて液体タイプの肥料をあげると良いでしょう。
肥料をあげる間隔は、10日から2週間に1回程度が目安です。

ヘデラ(アイビー)によく見られる病気とは?
ヘデラで気をつけたい病気の代表的なものには、「すす病」と「炭そ病」があります。
「すす病」とは、「すす病菌」の感染が原因で起こる病気で、感染すると葉や茎などに黒いすすがついたような状態になってしまいます。
すす病に感染すると、光合成などがうまくできなくなるため、葉の色が汚くなったり、成長に遅れが出たりします。
最悪の場合、枯れてしまうこともあるため、早めに治療をしましょう。
治療には殺菌剤が有効で、ダイセン、トップジンMなどがよく使われています。
また、再発や発症を防ぐことも大切です。
すす病の原因となるすす病菌は、カイガラムシやアブラムシ、コナジラミなどの排泄物に増殖します。
これらの害虫は高温多湿な場所を好むため、風通しの良い場所に置く、風通しがよくなるように余計な葉を摘み取ってあげるなどの工夫をしましょう。
月に数回、殺虫剤を散布するという方法もあります。
もうひとつの「炭そ病」とは、「炭措疽病菌」というカビ菌の一種が原因で起こる病気で、感染すると葉や茎などに灰白色や黒色の円形の病斑があらわれることが特徴です。
症状が進むと病斑の部分に穴があいたり、病斑がある葉や茎が枯れたりします。
周囲に広がりやすく、発症した部分の近くにある葉や茎だけでなく、隣の鉢などに感染することもあります。
炭そ病の症状があらわれた部分を、元の元気な状態に戻すことはできないため、症状が発症している部分は摘み取りましょう。
摘み取った葉を地面に埋めると、その近くにある植物に炭そ病が感染してしまうため、焼却処分、もしくは燃えるゴミとして処分することが大切です。
また、炭そ病が他の部分に発症しないように、すす病同様、ベンレート水和剤などの殺菌剤を使って予防しましょう。
カビ菌が原因のため、風通しを良くしてあげることも予防策のひとつです。
特に湿度の高い時期にかかる傾向があるため、梅雨や夏の時期などに注意しましょう。
ヘデラ(アイビー)はひとり暮らしの人や忙しい人にもおすすめ!
耐寒性や耐暑性、耐陰性があり、乾燥にも強いヘデラ。
屋外、屋内を問わずに育てやすいため、初心者向けの観葉植物としても知られています。
種類が多く、葉の形や模様もさまざまに楽しめますし、季節を問わずに緑の葉をつけてくれます。
インテリアをより素敵なものにしたい場合にも、ピッタリでしょう。
ヘデラの魅力として、こまめな世話を必要としないということもあげられます。
少しの間であれば水をあげたり、日に当てたりしなくても枯れたりすることはほとんどありません。
そのため、仕事で忙しい人や、ひとり暮らしの人にもおすすめです。
もちろん、丁寧に世話をすることで、より美しい葉をつけてくれますし、病気を防ぐことも可能となります。
観葉植物の購入を考えている初心者の人やひとり暮らしの人は、ヘデラを選んでみてはいかがでしょうか。
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