春が来たと浮かれているいる間もなく
GW、母の日と園芸業界は忙しくなり激動の数週間が過ぎていきます。
先日クレマチスの花が咲きました。ガーデンプランナー高島です。
今回は春のお庭でガーデンデザイナーが考えることをお伝えします。
春にガーデナーがお庭を見ながら考え事をしていたらきっとこんなことを考えているはずです。
庭仕事のスタート
春は暖かくなりはじめてやっとお庭に出てガーデニングを始める人も多いかと思います。
しかし、実際は暖かくなってからよりはその寸前、まだ少し肌寒い時期に作業を始めた方が庭作業が順調にいくことが多いのです。
その指標は二十四節気七十二候、気温、虫の動き、新芽の動きなど様々ですがそこに気づくようになると季節の変化をより楽しめること間違いなしです。
花粉症の人も一つの指標ですね。
しかし、もうこの時期は梅雨や夏のことを考えてお庭を見ています。
梅雨の長雨のこと、夏の暑さと乾きのこと、ジューンベリーの収穫のこと、ジューンベリーの収穫のことなど様々です。今年はベリージャムを作りましょう。
新芽の順番
植物も人と同じように一つ一つ違っているので当然芽吹きのタイミングも様々です。
桜やジューンベリーなど葉よりも花が先の植物はもう今頃には花が終わっていて葉が出始めています。
スモークツリーやツリバナなど葉が出てこれから咲くものももう葉がだいぶ出て花芽が見え隠れしています。
サルスベリやセイヨウニンジンボクなど真夏に咲く植物はまだ新芽が動いてないものもいます。
そんな状況も確認しつつお庭を作るときの庭のうつろい演出のためにどのような植物のセットが良いのかなどの参考にしています。
タラの芽は特に要チェックです。
雑草対策
暖かくなると雑草が急激に増え出します。これも最初にあげた指標の一つですが大きくなる前に抜いておきたいところです。
でもよく観察してみるとよく生える場所とほとんど生えていない場所があるはずです。
もしかするとその差は土壌の良さ、日当たりの良さなど環境の差があり、植物を植え込むのに良い場所を教えてくれているのかもしれません。雑草侮るなかれ。
また、小さな芽は慣れないと雑草なのか蒔いた種なのか、こぼれ種なのか判断できないでしょう。
むやみに抜いてしまうのは後悔の元です。許されるのであれば待ってみましょう。
見ていると雑草も可愛いものです。お庭の雰囲気に合うのであれば残すのも一つの考え方です。
見て見ぬ振りとはこのことです。
冬の植物を抜くタイミング
今はまだパンジーやビオラが幅を利かせているお庭が多いのではないでしょうか。
本来これらは春の植物ですので元気で当たり前。むしろ今がピークです。
しかし、寒い時期を生き抜いてきたこの強者共は冬の雰囲気を漂わせお庭に春のイメージを与えてくれません。
しかも真夏を生き抜く植物を植えるにはまだ早過ぎます。
苗も出てきません。折角の春を楽しみたいのであれば宿根草の出番です。
放っておいても春が来れば元気に芽を出してくれる力強くも愛おしい植物。
忙しい人やなまけ者だけでなく季節を愉しむ人全てにオススメなのです。
ガーデナーはそんなことを考えながら春のお庭に立っているのです。
春のお庭には愉しみがいっぱいです。
皆さんも春のお庭で色々な愉しみを見つけてください。
それは昨日なくても今日あったり、またその逆もあり、毎日の変化の中に愉しみが見え隠れしています。
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