実を実らせたい!ぶどうの育て方のポイントは?

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。

甘くてみずみずしいぶどうは、多くの人に好まれている果物の1つです。
もしかしたら、ぶどう好きの人の中には自分で育ててみたいという願望を持つ人もいるかもしれません。
とはいえ、ぶどうはどうやって育てれば良いのかわからない人もいることでしょう。
ここでは、ぶどうの木にはどういう特徴があるのか、実を実らせるためにはどんな育て方をすれば良いのか解説します。

ぶどうの育てやすさは原産地による

ぶどうは、マスカットに代表されるヨーロッパ種とデラウエアといったアメリカ種の2種類があります。
品質的に良いのはヨーロッパ種のぶどうといわれており、上手に育てることができれば、甘くておいしいぶどうが食べられるでしょう。
しかし、ヨーロッパ種は雨に弱いという特徴があるため、栽培することが難しいです。
そのため、雨の多い日本の気候では育てにくいので、ヨーロッパ種のぶどう栽培は上級者向けと考えると良いかもしれません。
一方、アメリカ種は品質が劣るものの、雨や寒さ、病害虫にも強いものが多いですから初心者の人でも育てやすいです。

なお、日本で園芸品種としてよく育てられているのは、ヨーロッパ種とアメリカ種を掛け合わせて作られたベリーAなどのぶどうです。
そのため、育てやすさはヨーロッパ種とアメリカ種の中間に位置されます。

ぶどうが好む生育条件は?

ぶどうの植え付けの時期としては10~4月が目安となります。
ただし、ぶどうは寒さに弱いので寒冷地で育てるときは、3~4月に植え付けると良いでしょう。
肥料は窒素の割合を少なめに有機肥料を与えます。
窒素を多く含むと、発芽不良や耐寒性を低下させる可能性があるためです。
土は、市販で販売されている果樹用の土もしくは赤玉土と腐葉土、砂を6対3対1の割合で配合したもので育てると良いでしょう。

ぶどうが好むのは日当たりがよく風通しの良い場所です。
また、乾燥を好むので、湿度が多く水はけの悪い場所に植えると失敗の原因となります。
さらに、水やりも気を付ける必要があります。
地植えで行うときは、根がしっかり張ったのであれば基本的に水を与えなくても問題はありません。
なお、雨の多い時期に水を与えてしまうと、ぶどうの味が水っぽくなります。
真夏日が続き、雨がまったく降らなかったという時期が長いときには水をあげるようにしましょう。
鉢植えで育てる場合は、土の表面が乾いてから与えるだけで十分です。

かかりやすい病害虫に要注意

ぶどうを育てるうえで注意したいのが病害虫の予防と駆除です。
ぶどうがかかりやすい病気には、うどんこ病、褐斑病、べと病などがあります。
対策としては、あらかじめ予防薬を散布すること、病気にかかった葉を見つけたらすぐに取り除いて感染拡大を防ぐことが挙げられます。
特に、雨の多い梅雨の時期や湿気の多い日は病気にかかりやすいので注意が必要です。

さらに、害虫の存在にも気をつけなければなりません。
カミキリムシやコガネムシなどは、葉を食い荒らすので見つけ次第駆除します。
もっとも気を付けたいのはスカシバという虫です。
この虫は、茎の中に卵を産みますから茎の中が空洞化し、ぶどうに壊滅的なダメージを与えます。
したがって、スカシバを防ぐことがぶどうを育てるための重要なポイントとなるでしょう。
また、カミキリムシの中でもブドウトラカミキリは、梅雨前に生えた新しい枝を枯れさせるため、実をつけることができなくなります。
発見したときは株全体に広がっていることが多いため、産卵期の8~9月と休眠期2~3月に薬剤を散布しておくようにします。

ぶどうは剪定と誘引結束が重要

十分な栄養を与えて大きく甘い実にするためには、枝や花穂の間引が欠かせません。
したがって、正しい剪定と誘引結束の方法を覚える必要があります。
まず、おいしい実をつくるためには栄養を集中させる必要があるので、ぶどうは伸ばす枝と育てる花穂を限定して剪定します。
ただし、剪定できる時期は限られています。
選定する時期は、枝が新しく伸びて葉が茂る6月と実をつけ始める春に向けて剪定する12~2月です。
なお、剪定する際は生長のサイクルをよく考え、育てたい枝を切らないように気を付けます。

枝から新梢が出てきたら、頃合いを見て誘引結束することも忘れてはいけません。
放っておくと新梢は育ち続けます。
そのため、強めの風が吹くと新梢の付け根から折れてしまうので、大切な枝も一緒に折れる可能性があります。
目安としては、60~80cmくらい伸びたタイミングで棚や支柱に誘引して結束するようにしましょう。

ぶどうの特徴を理解して育てよう

ぶどうは、ポリフェノールやクエン酸が多く含まれる健康にも良い優れた果物です。
自宅で育てることができれば、健康的な生活に一歩近づけるかもしれません。
しかし、おいしいぶどうを育てるには、ぶどうの特性を学ぶ必要があるでしょう。
ぶどうの品質の違い、乾燥に強いが寒さに弱いこと、どんな害虫がつきやすいかといった知識を知っておくことは大切です。

また、剪定の時期や水のあげ方なども学んでおくとぶどうはおいしく育つことでしょう。
ぶどうには他の果物にはない特性があります。
まずは、ぶどうの特徴を理解してそれから育てることをおすすめします。

 

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