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生活シーンに合わせた玄関にぴったりの庭木の選び方

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
新しくマイホームを購入した人や一軒家を借りている人にとって、庭や玄関まわりをどうデザインするかということは大きなテーマといえます。
そこで活用されるのがシンボルツリーなどの庭木ですが、いざ植えるとなるとどんな木を選べばいいのかわからないかもしれません。
そこで、玄関のイメージや生活シーンに合わせた庭木について紹介していきます。

しっかりチョイス!玄関NGの庭木について

玄関まわりのデザインに欠かせない庭木。庭木はときとしてアーケードになり、またあるときには玄関の額縁にもなります。
植え方次第でさまざまなシーンに幅広く応用できる庭木は、魅力的な住まいを実現できるインテリアともいえるでしょう。
しかし、庭木の種類を間違えるととたんに厄介者に早変わりします。
そのような庭木には共通した特徴がありますが、その1つがとげです。
枝にとげがあったり葉が硬くとがったりしていると、庭木のそばを通るたびにケガを負うリスクがうまれます。

また、落ち葉が多い木や実がなる木も管理が面倒になりがちです。
庭木は長生きする分、それにともなう新陳代謝があります。
ずっと緑の葉を茂らせている常緑高木などは落ち葉が少ないですが、広葉樹などは冬場に葉が枯れ落ちてしまうので、掃除が面倒になります。
その他、虫がつきやすい木や葉がうっそうと茂る木も庭木には不向きです。
庭木は寿命が長く、いちど植えてしまうと替えがききにくいという側面があるため、選ぶ段階で使用シーンを想定して極力トラブルを避けましょう。

洋風の玄関を彩るオリーブとヤマボウシ

玄関にもいろいろな種類がありますが、大きなカテゴリーで分けるのであれば、洋風の玄関にはオリーブとヤマボウシがおすすめです。

オリーブは、健康に良いとされるオリーブオイルなどが有名ですが、平和のシンボルとしても知られています。
乾燥にも強いく虫も付きにくいので育てやすい庭木です。
日当たりが強い場所しか確保できないケースなどで重宝される庭木ですが、成長が早くどんどん伸びていくのでこまめな剪定と広い空間が必要です。
形は自由に整えやすく、ちょっと変化をつけて横に伸ばすなどアレンジがききやすい庭木です。
植え方としては、混ぜ植えよりも単独で植えるほうが木の良さが引き立ちます。

ヤマボウシも庭木によく使用される人気の高い品種です。
梅雨時分に咲く白い花が特徴的なこの庭木は、色彩豊かな葉色が魅力です。
こちらの庭木もシンボルツリーの風格を持っており、玄関の彩りとして最適な役割を果たすでしょう。
育てやすく初心者向けの庭木ですが、寒さには弱いため冬季に冷たい風が当たらない場所に置いておくとよいでしょう。
常緑樹ですが、気温の低さによっては落ち葉が多く見られることもあるのでこまめな掃除などのケアが必要です。

和風玄関ならこれ!適度な抜け感を醸し出すソヨゴ

洋風に対して和風の玄関では当然、庭木の組み合わせ方が変わります。
和風と聞くと素朴で飾り気のないイメージがあるかもしれませんが、和の心とは引き算の美学と言ってもいいでしょう。
過剰な装飾にこだわらないシンプルな和風の玄関。
それにふさわしいのが、ソヨゴです。
ソヨゴは常緑樹のひとつで、1年を通して葉が緑色を保っています。
他の庭木に比べて生長が遅く、葉のボリュームが調整しやすいという特徴があります。
多くの場合、常緑樹は葉が1枚1枚たくましく、粒だっているものです。
そのため、どうしても葉同士が込み合って雑然として印象になります。
しかし、このソヨゴにいたっては軽やかさを保ちやすいのです。
また、この特徴から頻繁に歩く場所や隣地境界付近などの人との接触が多い場所への植え付けに重宝されます。
和の雰囲気を醸し出すためにはもっさり葉が茂っているのは適切ではなく、ほどよく抜け感がある庭木が好ましいのですが、ソヨゴはまさにその条件を満たしている庭木だといえます。

背の高い庭木を植えたいならシマトネリコ

和風建築から洋風建築、または和モダンテイストの軽やかなデザインの住宅が増えている中、それらの玄関を飾るべく人気を集めている庭木がありますが、それがシマトネリコです。
生育力が強く、シンボルツリーとして活用されやすい庭木です。
その生育力ゆえに、植え付けの段階から最低でも3~4mの樹高を想定しておく必要がありますが無理に背丈を詰める切り込みをしては木そのものの存在感を損なう恐れがあるので、剪定は慎重にしていきましょう。
強い日照りでも問題なく生育でき、乾燥にも強い丈夫な木です。
背の高さを活かして柔らかなイメージになるように植栽すると、玄関の印象の良さがグッとアップするのでオススメです。

狭いスペースを活かすならこの庭木

庭木にもさまざまな種類があることがわかりますが、それ以前の問題として自分の庭の有効スペースがどれだけの広さかという点があります。
物理的な狭さはどうにもなりませんから、その狭さを利用して背の低い庭木を植え付けたいところです。
そこで注目したいのが、フェイジョアとヒメシャリンバイです。
いずれも背が低く、コンパクトな空間に収まりやすい庭木ですが、玄関のワンポイントとしての存在感は十分あります。

Acca sellowiana

まずフェイジョアは、年1度の選定をすれば2m程度の高さで維持することができます。
表裏で異なる葉の色や茶色の幹が美しい魅力的な庭木で、日当たりはいいが狭いという場所にはうってつけのものです。
乾燥しすぎると木が痛むので、適度な水やりを心がけましょう。

Indian Hawthorn

同じくヒメシャリンバイも狭い空間で目いっぱい映えます。
葉のサイズが小さく、春の花や紅葉を楽しめる季節感たっぷりの庭木です。
生育も緩やかで面倒な剪定の手間も少なく、乾燥にも耐える強さをもっているので初心者でもとっつきやすいという特徴があります。
枝ぶりも落ち着いているので、人が多い空間にあっても問題ありません。

完成図をイメージして庭木を選ぼう

木の寿命は長く、一度植えると長い期間をかけて家の空間を彩ります。
植え付ける環境や用途に応じてさまざまな種類のものを選ぶ必要があるので、植えてから後悔しないためにも事前によく調べておくことが肝要です。
玄関に植えるシンボルツリーを選ぶなら、そのスタイルや目的、完成イメージを明確にしておきましょう。

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