庭木にしやすい中低木!選ぶときのポイントは?

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。

自宅の庭を自分好みにガーデニングするためには、どんな種類の庭木を選ぶかが重要になってきます。
そこでおすすめなのが中低木です。
中低木はサイズが小さく、お手入れの手間もかかりません。
ここでは、中低木の定義や庭木に適した種類、中低木のおすすめなど、中低木を庭木にするときに注意するべきポイントを解説していきます。

中低木とはどういう木のこと?

中低木には厳密な定義があるわけではありません。
しかし、おおむね樹高1~3メートルほどに成長する樹木のことを指します。
高木よりも低い木の総称として考えればいいでしょう。
庭木としての中低木の特徴は、高木とうまく組み合わせることで庭に奥行きを与えることができる点が挙げられます。
手前に高木を、奥に中低木を配置することで遠近感が強調され、庭を広く見せる効果があるのです。

また、背が低いので剪定の際にもはしごなどが要らず、楽に手入れをすることができます。
加えて、中低木は高木に比べて成長が遅いため、手入れの機会そのものも少なくて済むのも大きなメリットです。
ちょっとした目隠しとしても機能しますので、ブロック塀を立てるよりも好まれます。

庭木に適した低木は何?

庭木に適した低木としては、ツツジが挙げられます。
ツツジは、ツツジ科の常緑・落葉樹です。自生している野生種から派生した園芸品種が豊富で、5月には赤い花をつけます。
根が浅く、なおかつ細いので乾燥が苦手です。
世話をする時には、こまめに水やりをする必要があります。
育成の難易度は高くありませんので初心者にもおすすめですが、害虫が付きやすい点には注意しましょう。
剪定は花が終わったあとに行うのが適しています。
深く刈りすぎると花がつきにくくなってしまうので、不要な枝を取り除く程度に留めておきましょう。

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ヒイラギナンテンも庭木に適しています。
ヒイラギナンテンはメギ科の常緑樹です。
晩秋から冬にかけてつける赤い実が特徴的な品種で、葉がヒイラギに似ていることからこの名前で呼ばれています。
庭木の他には公共施設の植え込みなどにもよく見かける品種です。
春には黄色の花を、秋には黒紫の実をつけますが、観賞用としての価値はあまりありません。
剪定に適しているのは3月と7月で、前の年に実をつけた枝や花や芽のない枝を落としていきます。
枝は1株につき5~7本残しておけばいいでしょう。

Mahonia japonica

アオキもよく庭木として用いられています。
アオキはミズキ科の常緑樹です。
特筆すべきはその丈夫さでしょう。
日当たりが悪い場所でも十分に成長しますし、湿気や病害虫にも強い品種です。
そのため、手入れがほとんど必要なく、一般家庭の庭木として好まれています。
しかし、まれにカイガラムシがつくことがあるので、その場合には冬に石灰と硫黄の合剤を撒いておきましょう。
花や赤い実はつくもののあまり目立たないので、観賞するのは主にまだら模様の葉です。
4~5月、11月に徒長枝や枯れ枝を剪定します。

Aucuba Japonica 'Mr. Goldstrike'

中木のおすすめはどんな木?

庭木としておすすめの中木としては、モクレンがあります。
モクレンは、ツバキ科の常緑・落葉樹です。
花は外側が紅紫、内側が白色で、春に咲きます。
樹高は4~5メートルで、横に広がる品種です。
剪定に適しているのは12月~2月の間で、花のつきにくい枝を根本から切り落とします。
また、芽をいくつか残して枝の途中で切り取るのも効果的です。

a Spring Day

サルスベリも庭木として適しています。
サルスベリは、キソハギ科の落葉樹です。
日光や乾燥に強い品種で、花も夏場に長期間咲き続けます。
そのため、夏を代表する花木のイメージを持っています。
剪定のタイミングは、秋から冬にかけての時期です。
サルスベリの名前は、木の幹が剥げて表面がツルツルになることからきています。
風通しが悪い場所だとうどんこ病が発生することがありますが、品種改良によって耐性を持つ品種も生まれました。

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モッコクも庭木として人気があります。
モッコクは、ツバキ科の常緑樹です。
和風の庭園によく合う品種で、葉の色の美しさが特徴です。
剪定のタイミングは2メートルを超える高さになってからとなります。
剪定は6~7月と10月に行い、徒長枝や不定芽を取り除きましょう。
モッコクは成長が遅いため、剪定を失敗した場合にやり直すのが難しい品種となっています。

モッコク Ternstroemia gymnanthera

何に注意して選べばいい?

庭木にする中低木を選ぶ際には、生育環境を確認しましょう。
樹木にはそれぞれ適した環境があるので、自分の庭の環境に合った樹木を選ぶ必要があります。
また、複数の品種を組み合わせて植えるという手段もありますが、その際にはほかの品種との組み合わせを十分考慮しなくてはいけません。
成長する高さや方向だけでなく、花、実、紅葉といった季節ごとの変化も忘れずに考慮に入れて、バランスの取れた組み合わせにしましょう。

組み合わせてバランスよく配置しよう

ガーデニングにおいて、中木は住まいのシンボルとなるシンボルツリーとしても有用です。
しかし、中低木を用いる際には、シンボルツリーだけを単独で配置する以外にもテクニックがあります。
高さの異なる複数の木をバランスよく組み合わせて配置することで、庭に奥行きを出すことができるのです。