こんにちは。
ガーデンデザイン部の中島です。
秋も深まり、そろそろ芝生の植え付けも難しい時期となりました。
みなさん秋植え球根の準備と、秋の剪定でお庭いじりをお楽しみでしょうか?
今回は、先日ガーデンデザイン部のスタッフで訪れた産地さんのご紹介です。
横浜エリアに絞り、卸センターさんやイングリッシュガーデンにも行ってきました。
お庭のデザインにあたり、植物の知識はもちろんのこと産地さんの知識なども重要となってきます。
お客様にとってより良いお庭づくりをするために、品質や樹形にこだわった植物を選びたい!そんな熱い想いを一同再認識した見学会でした。
米屋農園さん,古屋園芸さん

横浜の菅田にある、隣り合った2つの産地さんに行ってきました。
まず米屋農園さんは、インナチュラルのお客様に大人気の「オリーブ」が大得意!
横浜市内、新横浜駅から車で15分という立地にありながら、3万㎡という広々とした土地で約450本ものオリーブの木を取り扱っています。
もちろんオリーブだけでなく色んな種類の低木〜高木があり、今すぐ持って帰りたい!と思うような樹形の木もたくさんあります。
米屋農園
〒221-0864
神奈川県横浜市神奈川区菅田町659
TEL:045-471-6039(受付時間:8:00〜17:00)
営業時間:8:00〜17:00
定休日:日曜・祝日・年末年始・夏季休業
古屋園芸さんは、米屋農園さんの隣にあり、これまた魅力的な樹木を生産している産地さんです。
その種類は1000種類を超えるというので驚きです。
今回は秋にお伺いしたので、パンパスグラスやフェスツカなどのグラス類の植物が風になびき、とても美しい圃場となっていました!
古屋園芸
〒221-0864
神奈川県横浜市神奈川区菅田町666-4
TEL:045-471-8436
MAIL:info@furuya-plants.com
HP:http://www.furuya-plants.com/
それではご案内していきましょう!
まず圃場に入ると、早速オリーブの古木が迎えてくれました。
様々な樹形・大きさのものがあり、これらをじっくり見てまわるだけで日が暮れそうです。。
これを掘り出して、根っこを保護しながら植栽の現場まで輸送するのは圧巻の作業ですね。
お値段の相場は、数十万〜数百万円!こだわりの場所へ植える際にはぜひ。

てくてく、、歩いて見て周ります。とにかく広い!

10m近くありそうな、大きなシマトネリコ。大迫力です。

混合して植わっているので、掘り出し物を見つける感覚です。
植物同士の組み合わせなどもイメージできますね。

もちろん、和風のお庭にぴったりな樹木もあります。
シダレモミジ、お見事です。枝垂れるように枝が伸びていくので大きくなりすぎず、坪庭にはオススメです。

所々、台風の爪痕がありました。
直後は1ヶ月ほど、対応に追われていたそうです、、。
ツバキに似たお花を咲かせる目玉焼きの木は、元気そうでした。

手前のドドナエア、紅葉してますね!
最近人気のコルジリネ、シルバープリペットも大きく育っています。
個人的に発見だったのが、右奥のコロキア。この大きさの鉢も仕入れられるのですね!
中々ない色味の低木なので、重宝します。早速使いたいです。

ナンテンの明るい葉っぱの品種、’レモンライム’。
和のイメージが強いですが、洋風のお庭のアクセントにも使える色味です。

メラレウカ(ティーツリー)の’レッドジェム’。
明るい品種も好きですが、よりおしゃれ感を出すならレッドジェムもいいですね。

南国らしい植物がずらり!
サイズ違いで組み合わせて取り入れたいですね。
白い砂のような化粧砂利に合わせたら、リゾート風の植栽もできます。


商品ですが、グラス類の草原ができていました。
柔らかい雰囲気で、秋らしい風景を演出してくれます。
ぜひまとめて植えて、グラスガーデンを作りたいですね!
ラベンダーやリナリアと混ぜて植えてあげるとプラスの色となってさらに素敵に仕上がります。
あるいはカシワバアジサイやニューサイランと合わせて、
ナチュラルながらもかっこよく仕上げるのもオススメです。


オススメ低木類、一気にご紹介!


ウエストリンギアやソルトブッシュ、ラベンダーと合わせて、植えて柔らかい印象に、、。

これから黄色いお花が咲いてきます!

個人的には左から2番目の’アオ’をよく使います。

(この日2,3番目にテンションが上がりました。)


手前、ツリージャーマンダー?通常よりも葉が丸く可愛らしい印象でした。



これからの季節、明るい黄色のお花が楽しめます!

初夏にブラシ状の涼しげな白いお花を咲かせてくれて、とってもオススメ。
アジサイのアナベルと一緒にご提案させて頂くことの多い低木です。
温室内には、アカシアやリューカデンドロン 、グレビレア 各種が揃っていました。
手前左側のパールアカシアも、フワフワとしていて可愛いですね。
ただ環境によっては葉が散りやすいので注意です。

ここまでで、半分を見てきました。
今度はまた大きな樹木たちを見て回ります!
一気にご紹介しましょう。

裏表で色の違う葉と、明るい幹の色のコントラストが美しい木です。

甘く熟れていて、スタッフみんなで美味しくいただきました。

秋〜冬にかけてアセビのような花と黄色〜赤のイチゴのような実をつけてくれます。


樹形とてもいい感じですが、このサイズは個人のお庭だと少し大きいですね、、。

よくお庭に植えたいとご相談いただきますが、
すぐにこのくらい大きくなります。
広いお庭に植えるには良い、いい形でした!

ドライガーデンに欠かせない存在。
個人のお庭にはほとんど入れられないほど大きくなる木ですが、
ナンキンハゼも葉っぱの形が可愛いですね。
紅葉はこれから、、。

珍しい、斑入りの松も発見しました!
和風のイメージが強いですが、ドライガーデンに取り入れてもかっこよく仕上がりそうですね。
最近は斑入りの植物が増えてきていて、図鑑には載っていない姿をしているので
なんだか新種を発見したような気分になります。
そろそろ夕日を浴びてくる時間になってきました。

こちらは雲竜柳。生け花でよく使用させるのですが、皆さんご存知でしょうか?
枝がくねくね、、趣のある樹木です。

まだまだ、たくさんの植物と出会いましたが
ひとまずご紹介はここまでにしておきましょう。
同じ樹木でも、仕立て方によって姿が変わってくるため
特にシンボルツリーはこだわって購入したいですよね。
見学は一般の方でも可能ですので、ぜひ訪れてみてくださいね!
我々インナチュラルのガーデンデザイン部では、
お庭や外構をただデザインするだけでなく、実際に土に根付いた植物と触れることで
その植物の未来の姿を想像しながらお庭を作り込んでいきます。
お客様のイメージと環境に合った植物を選ぶためには、日々勉強は欠かせません!
今回の産地見学では、新しい発見と既存の知識の再認識になりとても良い時間になりました。
また近いうちに、卸センターと横浜イングリッシュガーデンのご報告を致しますのでお楽しみに!