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IN NATURAL植物研修レポート @2016年11月編

インナチュラルファーム

皆様こんにちは。
今月から、インナチュラル植物研修の様子をレポートすることになりました!
どうぞよろしくお願いいたします。

そもそも植物研修って?

インナチュラルファーム

まずはじめに植物研修について軽くご説明致しますね。

インナチュラルでは、毎月一回、各店の代表者が参加して植物の育て方を学び合う研修を行っています。
私たちインナチュラルの役割は、生産者から託された大切な命を、今度はお客様へ託していくこと。
ですから正しい扱い方を識り伝えることが非常に重要だと考えています。
実際に植物たちと触れ合うことで、植物への理解を深め、観察する目を養っていく。
メンバー全員がプロであり続けるために、この研修は欠かせないものなのです。

植物たちの秘密基地「インナチュラルファーム」

インナチュラルファーム

研修会場は群馬県の某所に存在する「インナチュラルファーム」。
ガーデンと畑が併設されたこの場所は、インナチュラルの掲げる人と自然の共存を実践するために作られた施設です。
つまりここは 云わば植物たちの秘密基地。
あらゆる植物たちが広い敷地に植えられて、思い思いに生きています。

同時に、ファームは療養所の役割も果たしています。
店舗で売れ残ってしまったり、環境が合わず元気がなくなってしまった植物たちは、ここへ植え替えられて再び元気を取り戻すのです。

インナチュラルファーム

私たちにとって植物はただの商品ではなく、大切なひとつひとつの命。
だからこそ、惜しくも店頭を離れなければならなくなってしまった植物たちとも最後まで真摯に向き合っていかねばなりません。
冷たい会議室ではなく、緑に囲まれ太陽や土や風を感じながら研修を行うことで、思いを新たにしています。

それではいよいよ研修の様子をお届けしましょう

今回レポートするのは、2016年11月9日(水)に行われた研修です。

まずは恒例の座学からスタート。
講師は毎回インナチュラルが誇るグリーン・スペシャリストが務めます。
今回の講師はガーデンデザイン課 課長の高島が担当しました。

インナチュラルファーム

なお今回は教わる側も皆インナチュラル屈指の玄人ばかりというハイレベルな回。
そこでテーマはあえて基本に立ち返り「水やり」に決定しました。
なぜ今あえての「水やり」なのか。「水やり」とはなんなのか。
もう一度、全員で基礎から見直していきます。

インナチュラルファーム

参加者たちの表情は真剣そのもの!
資料にびっしりとメモを書き込んだり、講師の話にじっくり耳を傾けたり……。
それもそのはず。
参加者には研修を通して自分が成長するだけでなく、学んだことを自店に持ち帰り、スタッフにもお客様にも共有していくというミッションがあるのです。

教える側も、事前に作成した資料を元に一つ一つの事柄を丁寧に伝えていきます。
インナチュラルとして、プロとして、全員が同じ知識のクオリティを保てるように。
基礎中の基礎として当然知り尽くしていると思っていた「水やり」でも、意外と知らなかった理由や事実が飛び出してくるため全員興味津々です。

インナチュラルファーム

時には実際に植物を並べての実践も!
それぞれが別の種類の植物を手に、じっくり観察し、持てる知識を総動員してその植物に合った「水やり」を考えます。
種としての特性だけではなく、個体の状況まで考えなければ「水やり」は完成しません。
託された命と向き合うため、しっかりとした根拠のある行動が求められているのです。

座学が終わったら、植物たちの植え替えに移ります。
残念ながら元気がなくなってしまった植物たちを各店から持ち寄り、ファームの様々な場所へ植え替えていきます。

インナチュラルファーム

広いファームの中には、土がふかふかな場所や硬い場所、屋根のある場所やない場所、日向、木陰、建物の影など様々な環境が用意されています。
なぜならば、植物それぞれに好きな環境は異なるから。
この植物はどこへ植えてあげるのが適切なのか、一つ一つと向き合い最適な場所を探していきます。

見れば、以前にリハビリに来た先輩植物たちはしっかり元気になっていました。
今回植えた植物たちも来月にはきっと元気になっていることでしょうね。
いまから来月が楽しみです。

終わりに。

いかがでしたでしょうか?

今回は初レポートということで、少し真面目なお話が多くなってしまいましたが、

私たちの知識や経験は、必ず「植物と共に暮らしていきたい」と思ってくださる皆様の役に立つと信じています。

その一環としてこれからも研修レポートをお送りしていきますので、「植物のプロ」たちがお送りする研修を楽しんでいただければ幸いです。

ではまた来月をお楽しみに!