庭木の消毒時期はいつ?消毒なしで育てる方法とは

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
庭木の病気や害虫は、季節の変わり目などに発生することが多いです。
早めに対策をしておくと、発生を抑えたり、被害を少なくしたりすることができます。
病気の予防や害虫の駆除などには、消毒が効果的です。
ここでは、消毒をする時の注意点や消毒の時期、代表的な病害虫の種類、消毒をしない病害虫への対策について紹介します。

 

消毒には細心の注意を払おう!

大事な庭木を害虫や病気から守る「消毒」は大事な作業です。
庭木を早めに消毒をすることによって害虫の発生を抑えたり、病気を予防したり、害虫を駆除することができます。
薬剤を使用する前には説明書をよく読んで、指定濃度などの取り扱い上の注意を確認することが大切です。
必要以上に薬剤の濃度を濃くして使用すると、植物に薬害の影響が出る恐れがあります。
薬剤を散布する際には、長袖の上着、長ズボン、マスク、ゴム手袋、ゴーグル等を着用し、薬剤を浴びないように注意します。
室内に置いてある植木は外に出すなど、室外で散布するようにします。
また、強風や日中の気温の高いときは、薬剤が体にかかったり、肌がかぶれやすくなったりするので、朝夕の涼しいときに散布したほうがよいでしょう。
害虫は目に見えるところだけにいるわけではないので、葉の表だけではなく、葉の裏や枝などにもていねいに散布します。
作業後は手や足、顔などを石けんでよく洗ってください。
使用後あまった薬剤はしっかりとフタを閉め、子供の手が届かない、冷暗な場所で保管します。

Applying pesticides

 

薬剤の種類と消毒の時期は?

薬剤は大きく分けて、害虫の駆除や予防をする殺虫剤、病原菌から植物を予防する殺菌剤、展着剤の3種類あります。

殺虫剤は、植物の種類によっては薬害が出たり、また虫によっては効果が出なかったりするものもあります。

殺菌剤は、植物の種類や発生した病気によって使い分けます。

展着剤は、薬剤を植物にしっかりと付着させ、効果を高める目的で使用します。
殺虫剤や殺菌剤に混ぜて使いますが、薬剤によっては展着剤が必要のないものもあります。

それぞれの薬剤の特徴を見極めて、植物に合った薬剤を使用することが大切です。

庭木の消毒時期は、その年の気候や庭木の種類などによっても多少変わりますが、おおよその目安として1回目が5~6月頃、2回目は9~10月頃に消毒します。
1回目の消毒は、新芽の芽吹きとともに害虫も羽化するので早めに消毒を行い、害虫を予防します。
2回目の消毒は、夏が終わり、秋にかけて発生する病害虫を予防するために行います。

 

庭木に発生しやすい代表的な病害虫とは?

庭木につく害虫や病気にはどのようなものがあるのでしょうか。
庭木につく代表的な害虫と病気を紹介します。

イラガ

イラガの幼虫は、6~9月頃によく見られます。
毒針を持っていて、触れると激しい痛みに襲われます。
電気に触れたようなピリピリとした痛みが続くので、別名「電気虫(デンキムシ)と呼ばれます。
発生初期の幼虫は葉裏を薄く食害し、大きくなると葉全体を食害します。
サクラ、ウメ、カエデ、ヤナギ、カキなど、多くの植物に発生します。

ケムシ

ほとんどの植物に寄生します。
葉を食害し、大量に発生すると、庭木などが丸坊主になるほど食べつくしてしまうこともあります。
種類が多く、毛に毒を持つケムシもいます。

カイガラムシ

種類が非常に多く、庭木や観葉植物など、ほとんどの植物に寄生します。
白くて小さい虫で植物の汁を吸います。
植物の生育を阻害し、枝を枯らしたり、最悪の場合は植物全体を枯らしたりすることもあります。
また、カイガラムシの排泄物がすす病の原因になることも多いです。

さび病

さび病は、庭木をはじめ、多くの植物に発生する病気です。
特に春や秋といった雨の多い季節に多く発生します。
葉の裏に黄白色の斑点ができ、病気が進むと葉の表などにも、いろいろな色や形の斑点が広がっていきます。
斑点が多く発生すると、葉や茎などの形がゆがんだり、巻き上がったりして、深刻な場合は枯れてしまいます。

うどんこ病

野菜、草花、庭木など、多くの植物に発生する病気です。
おもに葉に発生し、うどん粉(小麦粉)をかけたような白いカビが生えます。
白いカビで植物全体がおおわれると、光合成が阻害され、生育不良になります。

すす病

野菜、観葉植物、庭木など、多くの植物に発生する病気です。
「すす病菌」というカビが葉や枝などに付着し、すすのように黒く繁殖していきます。
すす病は、アブラムシやカイガラムシなど、植物の汁を吸う害虫の排泄物を栄養源として増えていきます。
黒いカビが全体に広がると光合成が阻害され、生育不良になります。

Leaves

 

消毒しなくてもできる!病害虫の予防と駆除方法

庭木を消毒するのが病気の予防や害虫の駆除に効果が大きいのはわかっているものの、薬剤を使うことに抵抗がある方も多いと思います。
ここでは、消毒しないで病害虫の予防や駆除をする方法を紹介します。

イラガ

冬の間、枝や幹についたまゆを見つけたら、幼虫が発生しないように削り取り処分します。
幼虫を見つけたら、毒針を持っているので、絶対に素手では触らないようにします。
長ズボン、長袖、長靴、手袋を着用し、火箸や割りばしでつまんで捕殺します。

ケムシ

ケムシの卵は、天敵の鳥などに見つかりにくい葉の裏にまとめて産みつけられていますので、孵化直後は集団で集まっていることが多いです。
そのような部位を見つけたら、枝ごと切り取って処分します。
数が少ない場合は、割りばしやピンセットなどでつまんで捕殺します。
ケムシも毒を持っていますので、肌を露出しない衣服を着用し、気をつけて作業するようにしましょう。
また、木を剪定すると、鳥などが毛虫を見つけやすくなり、食べてくれます。

カイガラムシ

冬に枝や幹についた虫は、歯ブラシなどでこすり落として駆除します。
風通しが悪くなると多く発生するので、枝を間引いて風通しを良くすると予防効果があります。

さび病

風通しを良くして、日当たりの良い環境で植物を育てるのが病気の予防になります。
病気が発生したら、発病した葉などを取って処分します。

うどんこ病

土壌の水はけが悪く、風通しが悪いと発生しやすい病気です。
また、土壌の窒素成分が多いと病気になりやすいので、カリを増やすなど、肥料のバランスを変えることが予防につながります。
庭の剪定を行い、風通しを良くして、日当たりの良い場所で育てることが予防になります。
定期的に散水することも菌があたりに飛び散るのをおさえてくれます。
うどんこ病を見つけたときには、病気になった葉などを早めに除去することが大切です。

すす病

アブラムシやカイガラムシなどの害虫が原因となって発生する病気なので、これらの害虫を駆除することが病気の予防につながります。
すす病を発見したら、黒くなっている葉っぱを拭いたり、取り除いたりして病気が広がらないようにします。

 

風通しを良くすることと日頃からの観察がポイント

病害虫の予防や駆除には、風通しの良さがポイントになります。
庭木の葉が生い茂って風通しが悪かったら、剪定して風通しを良くしてあげることが予防につながります。
また、日頃から植物をよく観察して、早期に病気や害虫を見つけてあげることが被害を最小限におさえます。
普段あまり見ない葉の裏などもこまめにチェックして、予防を心がけましょう。
消毒しなくても病害虫の予防や駆除はできますので、大切な庭木を病害虫から守ってあげてくださいね。