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母の日にもらった植物をどう管理する? 【カーネーションの場合】

暖かくなってきました。そろそろ二十四節気の穀雨です。野菜などの種をまくと良いとされている目安です。
園芸店では母の日に向けて忙しくなっています。

母の日といえばカーネーションですね。
カーネーションは別の見方をすれば母の日にしか見ないといっても過言ではありません。切り花では別ですが鉢花での登場はほぼ母の日限定です。そんな期間限定で出回るカーネーションとはどんな花でしょう。その手入れはどうすればよいのかご紹介します。

カーネーションとは

学名:Dianthus caryophyllus
科名:ナデシコ科
属名:ナデシコ属
原産地:南ヨーロッパ、西アジア
開花期:4~6月
花色:赤、ピンク、オレンジ、黄、白、紫、複色etc.

カーネーション一般には「清らかな愛」という花言葉がありますが、色によって意味をつける場合もあります。赤色(母の愛)、黄色(美・友情)、オレンジ色(純粋な愛)、ピンク色(感謝)など他にもいろいろ意味があるようですが濃い赤色(私の心に哀しみを)のように否定的な意味を含むこともあるので、花言葉を気にされる方に贈る場合は気を付けましょう。

学名の 「Dianthus (ダイアンサス)」を見て気づく方は植物好きです。和名では「撫子(なでしこ)」。ダイアンサスは色々な品種が園芸植物としてよく販売されていますのでカーネーションの仲間は多くの人に良く知られている植物なのです。撫子は秋の七草の一つなのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

お手入れの方法

カーネーションをもらったら先ずすること

日当たりと風通しが良い場所に置きましょう。 プレゼントでもらった場合はラッピングされていることが多いので外して管理してください。着けたままだと蒸れやすく枯れる可能性が高まります。もし他の植物とセットになって一つのカゴなどに入っている場合はそこから出して個別で管理したほうが長持ちします。風通しが悪い場所では蒸れやすく病気が発生しやすいので注意してください。

水管理

暑さや寒さには比較的強いのですが多湿に弱い植物です。贈り物のカーネーションは花数も多く素敵ですが密集している分だけ中が蒸れやすくなっています。夏は乾かし気味で管理しますが水を上げるときは株元にたっぷりやります。株の中が蒸れないよう株全体に水をかけないようにしましょう。蒸れに弱い植物は水やりが重要です。他の植物よりも丁寧な水やりを心がけましょう。

肥料

夏を除いて定期的に与えます。おすすめは有機肥料ですが室内の場合臭いが気になることもあります。緩効性化成肥料の置き肥なら月に1回、液体肥料の場合は月に3~4回くらいが目安です。カーネーションは肥料が大好きなのでたくさん花が咲く春と秋には肥料の効果が切れないよう気を付けましょう。

その他の管理

花がら摘みはこまめにやりましょう。残しておくと病気の原因になります。春に花が咲き終わったら脇芽があることを確認し、その上で剪定します。高さの目安としては半分~2/3残すようなイメージです。この切り戻しをし肥培管理をしっかり行えば秋に再度花が咲きます。
病害虫としてはアブラムシや灰色カビ病など一般的な害虫や病気が発生します。殺虫剤や殺菌剤などで対応しましょう。
鉢植えを植え替えるときは秋涼しくなり始めた頃に行います。根が詰まっていなければそのままで良いですが根詰まりがおきていれば多少根をほぐして植え込みます。
挿し芽で増やすこともできるので、春か秋の暖かい時に元気な芽を挿し芽用土に挿して管理してください。

カーネーションの管理はとにかく蒸れと肥料切れに注意することです。  
 
 

どんな時でもお花をもらえばうれしいものです。 そのうれしい気持ちを大切にして、いただいた植物をいつまでも楽しめるよう管理できると良いですね。
鉢で咲いたカーネーションを切り花用に摘んで他の植物と合わせて花瓶に飾ってもまた別の楽しみがあります。
色々と新しい楽しみを探してみてください。

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