こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
生垣やクリスマスツリーに利用されているコニファーを一度は見たことがあるでしょう。
コニファーはこまめな手入れが必要ないので、ガーデニング初心者の人が利用しやすい植物です。
また、コニファーの魅力はさまざまなカラーの葉っぱ、樹形なので、コニファーの品種を組み合わせることでイメージどおりの庭とすることができるはずです。
目次
コニファーは針葉樹の総称
コニファーは、特定の植物の名前ではなく、外来の針葉樹やその園芸品種の総称です。
ラテン語で「球果のある」を意味する“conifer”を語源とするため、厳密に言えば、裸子植物が丸みを帯びた実を付ける球果植物のことをいいます。
たとえば、杉やヒバ、もみの木などがコニファーにあたり、日本だけでも200種類のコニファーが存在します。
コニファーは、種類によって大きさ、葉の色、樹形が異なり、黄緑、濃い緑、灰色などさまざまなカラーを選べるのがコニファーの魅力です。
理想の庭を思い浮かべて、イメージに合うカラーのコニファーを並べていきましょう。
コニファーだけで庭を造ることも可能です。
なぜコニファーは人気なの?
コニファーは寒さに強いので、冬場でも葉が落ちることがほとんどなく、落葉樹と違って庭が寂しい雰囲気になることがありません。
また、ゆっくり生長していき、そのままでも樹形が整うので、まめな剪定が必要なく、忙しい人でもガーデニングを楽しむことができるでしょう。
生命力の強いコニファーの花言葉は「不変」「永遠」で、長い間その生長を楽しめるはずです。
1年中通して生垣として活用できますし、冬場には飾りつけをして、クリスマスツリーとしても活用できます。

高さや色・風合いの違いを庭造りに活かそう
コニファーには、縦に高く伸びるもの、こんもりと葉が茂るもの、地面を這うように広がるものなどさまざまな種類があります。
葉の形や色の違いを考慮して組み合わせると、庭を自分のイメージどおりの雰囲気に造り上げていくことができます。
特に洋風テイストの庭にしたい場合にはコニファーがおすすめです。
園芸種のコニファーの中で最もポピュラーなのは、「コニファー・ゴールドクレスト」です。
その名のとおり、枝葉は黄金色に変色し、生長すると20メートルまで伸びます。
コニファー・ゴールドクレストは寒さには強い反面、暑さには弱いので、風通しの良い場所で育てる必要があります。
また、乾燥には弱いので水をたっぷりあげなければなりません。
20メートルもの高さに生長すると困るのであれば、室内用のコニファー・ウィルマがおすすめです。
金色の葉っぱが特徴的でややユニークなコニファーは、フィリフェラオーレアです。
フィリフェラオーレアは、しだれるような形で育っていくので、夏の雑草防止などのために活用するグランドカバーによく利用されています。
銀白色のコニファーや赤紫色のメギと組み合わせると、カラフルな庭を演出できるでしょう。
ただし、実際には年々大きくなっていくので、いくら短く切り込んでもグランドカバーとして長年活用するにはやや無理があります。
その他グランドカバーとして利用できる品種には、ゴールデンモップやブルーパシフィックなどがあります。
植え付けや管理で注意する点は?
コニファーの種類によって育て方が異なることもあるので、購入する際に売り主から育て方を詳しく聞き、それに従って育てることをおすすめします。
たとえば、コニファーの多くは寒冷地で育つため冬場でも特に手入れは必要ありませんが、ゴールドクエストは冬越しさせにくいので、なるべく日が差し込む室内に置いて冬越しさせてください。
または、気象条件に合わせて、冬囲いや防風ネットなどを設置すると良いでしょう。
一般的には、3月から6月にかけて植え付けを行います。
本来、コニファーは移植向きではないので、根が付くまでは乾燥させないようにしましょう。
コニファーは基本的に生長が遅く、自然に樹形が整っていくのでこまめに剪定する必要はありません。
ただし、大きくしたくないときにはこまめに手入れをする必要があります。
また、コニファーのシンプルで美しいシルエットを保つためにもこまめな手入れが重要と言えます。
特に休眠期である3月、4月に短く切り込むことをおすすめします。
コニファーは金属を嫌う性質があるので、一般的な剪定ばさみで刈り込むと葉が茶色くなります。
そこで、金属ではなくセラミックのハサミなどを利用して刈り込むようにすると良いでしょう。
場合によっては、ハサミを使わずに手で葉っぱを取り除きます。

常緑のコニファーで冬場も明るい庭に
コニファーは、葉の色のバリエーションが豊富な常緑樹なので、葉が枯れて寂しくなってしまいがちな冬の庭を明るく演出するのに活用するのがおすすめです。
ただし、コニファーは、短期間楽しむものではなく、基本的には長年かけて鑑賞するものです。
次第に大きくなっていき、品種によっては非常に大きくなるものもあるので、最初にそのコニファーがどの程度大きくなるのかを把握しておいてください。
まずはどういった庭にしたいのかをしっかり思い描いて、その庭にするためのコニファーを選ぶのが良いでしょう。
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