こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
カーネーションは、母の日がある5月以外にも、10月・11月と花の見頃があります。
開花期はもちろん、それまでの花育てもやりがいを感じるのがカーネーションの良さです。
美しく花を咲かせるために、カーネーションの植え替えは必須ですよね。
でも、どのタイミングで、どのように行えばいいのでしょうか。
ここでは、カーネーションの植え替え方法を中心に、花育てのポイントなどを紹介します。
カーネーションの植え替え時期
カーネーションの開花期は、一般的に4月後半~6月と、10月・11月で、植え替える時期も同様にこの時期が目安となります。
花が咲き終わってから植え替えをする場合は、枝を3分の1~半分ほど切ってから、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。
周りに新しい培養土を加え、10日に1回程度、液体肥料を与えるのを忘れないようにします。
カーネーションを植え替える方法
カーネーションを植え替える際は、3〜5月、または9〜10月頃の適期を目安に、新しい用土での植え直しが必要です。
鉢植えは、地植えよりも管理がしやすいので初心者にもおすすめです。
市販の草花用培養土は水はけがよく、比較的簡単に育てはじめることができます。
土に水がしみこんでいかないと感じたときは、少量の川砂を混ぜると管理しやすくなるでしょう。

カーネーションの植え替え方法としては、まず、株を取り出して、根に付いている土をもみほぐします。
次に、株よりもひと回り大きな鉢に、鉢底石と土を入れていきましょう。
このとき、土は鉢の3分の1くらいです。
そして、鉢の中心に苗を置き、周りに土を入れていきます。
鉢の縁から下2〜3cmほどを残して、土を入れましょう。
最後に、水やりをしてください。
水やりをするとき、花や葉、蕾にかからないようにします。
葉や花に水がかかると、株が傷んでしまったり、蒸れて病気にかかりやすくなったりするからです。
葉を持ち上げて、土に注ぐように水をあげましょう。
土の表面が乾き白っぽくなったら水をあげるタイミングです。
水が鉢底から流れるくらいたっぷりと与えましょう。ただし、水のやりすぎは根腐れの原因になるので、土の様子をみることが大切です。
また、真冬は夕方に水をやると、凍結してしまう恐れがあります。
冬の水やりはあたたかい昼間を選びましょう。

カーネーションは、一般的に日当たりがよく、乾燥した気候を好みます。
大敵は、多湿です。
気温や湿度が高い環境や、土の水はけが悪いと、根腐れしてしまったり、病気や害虫の被害に遭いやすくなったりするので、注意が必要です。
暑さと寒さには比較的強い品種ではありますが、夏の高温期では蒸れやすい状況になりますし、長雨の季節にも弱い品種です。
そのため、置き場所は、日当たりと風通しがよいことを大前提とし、雨に当たらない軒下などを選びましょう。
真夏と風が冷たい真冬は屋内で管理するのがおすすめです。
真夏以外の花が咲いている時期は、肥料を与え続けるようにしてください。
月に3回程度、液体肥料を水やりの代わりとして与えましょう。
咲き終わったら切り戻しを
カーネーションの植え替えをする前に、また花が咲くように切り戻しを行います。
枝元から5~10cmくらいのところで茎を切るのが一般的な方法です。
切り戻しのタイミングは、花が咲き終わったらすぐです。
わき芽やこれから芽吹く節を見逃さないで、これらは残して切りましょう。
茎の本数が多く、密生している部分があれば、株元から切って風通しをよくするのもひとつの手段です。
早めに切り戻しをすることで、土の養分を茎や葉の成長にまわすことができます。
カーネーションを増やす挿し木の方法
カーネーションを増やす方法としては、挿し木が一般的です。
古くなった株は生育が悪いため、6月、または9月から10月に挿し木をして新しい苗を作るのです。
発根するのに1カ月程度かかるので、はじめはポットで育苗し、摘心して芽の数を増やしていく方法になります。
まず、主茎から出ている若い茎を10cm程度切り取って、先端の葉以外も取り除きます。
次に、茎の切り口を数日間、水に浸しましょう。そして、茎の切り口が潰れないように、挿し木用の土に挿し、受け皿に水を貯めて半日陰に置いておきます。
最後に、根が出たら鉢や庭に植え替えるという流れです。

ちなみに、種まきに適しているのは9月上旬頃です。
種からカーネーションを育てる人は少ないですが、種から育てたいという場合には育苗箱や浅い箱を用意し、鉢底石を敷いてから土を入れます。
種をちりばめる際は、重なり合わないように入れ、うっすらと隠れるくらい土をかぶせて種が飛ばされないようにします。
葉が4〜5枚出てきたら、株ごとに育苗ポットに移すという流れです。
ビニールトンネルの中で無事に冬を越すことができたら、3〜4月を目安に鉢に植え、本格的に育てていくことができますよ。
植え替えでカーネーションを長持ちさせよう
カーネーションは、植え替えや切り戻しをして細やかに育てていくことで、花の見頃を繰り返し楽しむことができます。
挿し木によって新たな命が開花したときの、喜びはひとしおでしょう。
鉢植えであれば、初心者でも比較的やさしく取り組めますよ。
カーネーションを上手に管理して、長くその命を楽しみましょう。
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