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気をつけよう、植物の病気!

こんにちは、ガーデンプランナーの北添です。

梅雨も終わり、7月に入り初夏の季節がやってきましたね。

この時期になると、街中にも植物が増えてきたり、お庭にも、新しく花を植えたいと思う方も多いかと思われます。

ですが、この時期に注意して頂きたいことがあります!

それは、植物の病気です。

夏場は、温暖で多湿な条件な為、多くの病原菌が発生しやすく、また、雨などが降ってしまうと、病原菌が分散し被害が拡大するとも言われております。

さらに、日当たりが悪いと植物の元気がなくなり、抵抗力が低下し、病気の被害が受けやすくなります。

このような事が起きないように今回は、植物の病気について紹介致します。

病気発生の気づき

葉に現れる症状

葉には、奇形、黄化、緑色濃淡のモザイク、斑点、枯れ、葉の収縮などが生じます。

特に、葉が枯れて生じる病班は、最初は水が浸みたように現れ、その後、茶色くなり輪郭が不鮮明だったり同心円状の輪紋がある病班などを形成します。

生じた病班は徐々に拡大し、ひどくなると葉が枯れて落葉してしまいます。

果実に現れる症状

果実の表面に、白いカビや、水浸状みたような斑点、黒い斑点、かさぶた状の斑点などが生じたりします。

水浸状の病班は次第に拡大して果実自体も腐敗し、表面にカビの胞子が生じる場合もあります。

花にあらわれる症状

花弁に黒色の斑点や、変色した筋が入ったり、蕾の変色、蕾に白いカビが生えるなどの症状があります。

病班は徐々に拡大し、花が枯れ落ちたり、表面にカビがおおわれたりします。

茎・枝・幹にあらわれる症状

組織の腐敗による茎枯れ、枝枯れ、胴枯れ、組織の肥大、茎や新梢のしおれなどの症状があります。

枯れた病患部の表面に小さな黒粒が生じる事があります。

株全体にあらわれる症状

株のしおれ、立ち枯れ、生育不良、萎縮、葉の黄化やモザイクなどの症状があります。

株のしおれや立ち枯れは、根や地際部、茎の内部が侵された場合に発生します。

病気の原因

植物には多くの微生物がいると言われております。

その中で植物に害を与えるものを病原菌といいます。

植物の病気は、カビ(糸状菌)の仲間や細菌(バクテリア)、ウイルスなどの病原体によって引き起こされています。

 

カビ(糸菌状)

草木にカビの胞子が付着して発芽し、繁殖しながらさまざまな症状を引き起こす。

細菌

カビよりも小さく、水のあるところを泳いで移動しながら増殖する。

ウイルス

細菌よりもさらに小さく、草木の中に侵入して増殖する。

代表的な病気の種類

さび病

かびの仲間により発生する。

葉に褐色のやや盛り上がった小斑点を生じ、やがてその表面に橙黄色〜赤褐色のさびのような粉状物を生じる。

激しいと、葉全体に広がり、枯死します。

うどんこ病

カビの仲間により発生する。

葉や茎が小麦粉をかけたように白くなる。

特に、湿度の高い5月〜7月、9月〜10月に多く発生する。

葉や茎の表面に目立つが、糸を植物の内部に伸ばしているので、茎や葉に奇形を生じることがある。

進行すると、生育が上手くいかず、葉が黄化して枯死することがある。

すす病

アブラムシやコナジラミなど、害虫の排泄物に、カビの仲間(糸状菌)が繁殖したもの。

この糸状菌自体には、植物に対する寄生性はない。

葉や、枝などの表面がすす病の黒いカビで覆われ、激しく発生すると、葉の光合成が阻害されるので、植物の生育も悪くなる。

炭疽病

カビの仲間(糸状菌)により発生する。

葉や果実では円形、葉や枝では紡錘形の褐色病班が形成され、その内側は灰白色となる。

多湿下ではその上に小黒点を多数生じて鮭肉色〜橙色の粘塊物をだす。

病班には同心円状の輪紋を伴うことがある。

 

以上、植物の病気に関する情報を紹介してきましたが、

まずは、植物が病気になってからの処置をするのではなく、病気にならない環境作りをすると良いでしょう。

植物に合う土、風邪通し、日当たりなどを考えてから植栽すると、植物も元気に丈夫に育ち、理想なガーデニングが作られると思われます。

 

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