こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
リビングや浴室が道路に面しているなど、日々生活していくうえで人目が気になるときは、何らかの目隠しの対策を考えたいですよね。
目隠しする方法はいくつかありますが、庭木を植えることも良い選択肢の1つです。
目隠しのために庭木を植えることにはどんなメリットがあるのか、また、目隠しの目的で庭木を選ぶときに注意したいことなどを解説します。
目隠しに庭木を使うメリットとは?
外構や外壁がなく、敷地の外からリビングや庭が丸見えになってしまう場合、庭木を植えることによって目隠しの役割を果たしてくれます。
外から家の中や敷地内が見えにくくなるため、防犯にもなります。
また、お隣の家との境目に壁などを設置してしまうと、「見えなくするためにふさがれた」と、心象を悪くする可能性がないとはいえません。
その点、庭木であれば、植えられていても不自然ではないため、さりげない目隠し対策ができるでしょう。
木を植えることによって、家を風から守ることもできます。
特に、日本は台風被害の多い国ですので、風よけのために庭木を植えることも少なくありません。
木を植えていなければ、通りから家の中などが見えてしまう窓があるの家の場合、いつもカーテンを閉ざして生活しなければなりません。
しかし、庭木を植えて目隠しがしてあれば、カーテンや窓を開けて生活することができますので、家の中を明るく、また、風を通しやすくできます。
高さのある庭木を植えれば、木陰ができますので日よけにもなります。
コンクリートブロックなどで塀を作ると、照り返しによって暑さをより強く感じがちですが、木を植えれば輻射熱を抑えてくれます。
また、庭木を植えることで日差しを和らげてくれるため、真夏でも涼しく過ごすことができます。
自然を愛でながら防犯対策もできる
目隠しという点を重視して家の周りを塀などで囲うと、設置の仕方や塀の選び方によっては景観が悪くなってしまい、家のバランスが崩れてしまうことがあります。
塀は人工的に作られたものですので、家の雰囲気にそぐわなかったり、設置の仕方によっては閉鎖的なイメージを抱いてしまったりする人もいるでしょう。
その点、庭木は自然のものですから家の雰囲気を壊しにくく、高さがあるため立体的な空間を演出できて庭を広く見せられるなど、景観も良くなります。
生垣にすれば、家の周囲をぐるりと取り囲むことが可能です。
生垣の場合、高さによって求められる役割が異なります。
1mほどの高さの場合は、仕切りとしての役割が可能です。
2mの高さがあれば、目隠しとして適しています。
3mの高さがあれば、強風を避けることができ、防火の役目も果たすことが可能です。
ツバキやヒイラギなど、枝を張りやすく葉が密生して生え、病気や害虫にも強いタイプの木は生垣に適しているだけでなく、人や動物の侵入を防ぐ防犯効果も期待できます。
庭木を選ぶときは何に気をつける?
庭木を選ぶときには、目的に合ったものを選び、植える場所も適したところを選ぶ必要があります。
花や実ができることを楽しめる庭木もありますが、洗濯物を干すスペースの近辺に植えてしまうと、花粉や果汁が洗濯物についてしまう可能性があるため、注意が必要です。
花や実ができる庭木は、洗濯物を干すスペースから離れたところに植えるとよいでしょう。
目隠しの目的で選ぶなら、秋や冬になっても落葉せず、葉をつけている常緑樹を選びましょう。
落葉樹を目隠ししたいところに植えてしまうと、落葉して木が丸裸になる季節には、目隠しの役割を果たすことができません。
落葉樹を植える場合は、目隠しをする必要がない場所に植えましょう。
庭木を植えるときには、現在の大きさだけではなく、将来的に成長したときのことも考慮に入れる必要があります。
一般的に、低い木は横に広がっていき、高い木は上に伸びていく傾向があります。
そのため、庭木を植える際には、十分なスペースを確保しておく必要があります。
必要以上に大きくなってしまう木を選ぶと、場合によっては目隠しの役割を果たさなくなってしまうため、注意が必要です。
また、剪定を必要とする木の場合、大きくなりすぎると素人では手に負えなくなってしまいますので、選ぶときに注意しましょう。
庭木も生き物ですので、それぞれ生育に適した環境があります。
太陽の光をたくさん必要とするもの、半日陰を好むものなど、庭木ごとにそれぞれ異なるため、庭木の性質に合った場所に植えましょう。
水はけや風通しなども考慮に入れる必要があります。
生育環境が合わない場所に植えてしまうと、病気や害虫の被害に遭ったり、最悪の場合は枯れたりすることもあるため、注意が必要です。
目隠しだけに固執しないことがコツ!
家の中が外から丸見えになってしまう場合、庭木を植えることで目隠しすることが可能です。
庭木にはさまざまな種類があり、目的によって選ぶ木は異なります。
庭木を選ぶときは、目隠ししたい場所についてのみ考えるのではなく、庭全体に植えている植物や、他の木とのバランスを考慮することが大切です。
庭木を植えるにあたっては、園芸教室に参加して選び方や世話の仕方などの基礎を学んだり、庭木の専門家に見立ててもらったりして、適切なものを選びましょう。
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