IN NATURAL オンラインストアへのアクセスはこちら

土を使わない観葉植物!土なしで育てるメリットとは?

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。

毎日の暮らしの中に緑があるのは素敵ですね。
観葉植物は比較的育てやすいものが多いため、ガーデニングが初めてという人でも手軽に取り組めます。
また、観葉植物は土なしで育てることができる場合もあります。
この記事では、土を使わずに観葉植物を育てるとどんな良いことがあるのかという点や、育て方のポイントを解説します。

ハイドロカルチャーで育てるメリット

ハイドロカルチャーの「ハイドロ」は、ギリシャ語で「水」という意味です。
ハイドロカルチャーとは土を使わずに植物を水耕栽培で育てることを言います。
ハイドロカルチャーは土を使わずに育てるため、虫がわきにくく、カビや菌なども発生しにくいです。
臭いもないため、室内でも清潔に育てることができます。土を使って育てる場合は、鉢やプランターなど、いかにも植物を育てるというイメージの入れ物で行うのが一般的ですが、ハイドロカルチャーであれば入れ物に水が抜ける穴が無いものでも大丈夫です。
きれいなガラスの器やビン、缶など好みの入れ物で栽培することができます。
また、水やりも週に1度程度で良いので、忙しい人や、つい水やりを忘れてしまうという人でも挑戦しやすいというメリットもあります。

ハイドロコーンは使いまわしが効く

ハイドロカルチャーの専用土はハイドロボールまたはハイドロコーンと呼ばれています。
ハイドロコーンは粘土を高温で焼いて発砲させた発砲煉石です。
ハイドロコーンは発砲させてあるため無数の穴が空いており、植物の根に必要な空気を持っています。
また、保水力も大変高いため、容器の底に水が無い状態でもしばらくは大丈夫です。
ハイドロコーンにしみ込んだ水を吸って、根は生きています。
さらに、根は必要な栄養素を取り込むために酸を分泌しますが、過剰に分泌された分をハイドロコーンが取り込んでくれるので根が活性化するのです。
人工的な石のため、洗って乾かせば何度でも再利用をすることができます。
植物を土で育てる場合は育て終わった後に土の廃棄をしなくてはならないことがありますが、土を返せる場所がないと捨てなくてはなりません。
ハイドロコーンなら、洗えば何度でも利用することができますので、エコにもなります。
ハイドロコーンの粒は大中小と3種類ありますが、根が太いものには粒が大きいものを、根が細いものには粒が小さいものを用いるのが適切です。

メリットばかりではない

土で観葉植物を栽培する場合は植物の根から出る老廃物を土の中にいる微生物や細菌が分解を行ってくれるのですが、ハイドロカルチャーの場合は化学的にその分解を行う必要があります。
菌がいないため清潔なのですが、化学的に分解を行わなくては根の中にどんどん老廃物が溜まっていき、最終的に根腐れを起こしてしまうのです。
老廃物を化学的に分解するものがイオン交換樹脂材と呼ばれるものですが、これを使うと鉢の中の栄養バランスが崩れるため、今度はそれを緩和するために栄養剤を補うことが必要になります。
土の場合、根から出る老廃物を微生物が分解するサイクルは続いていくのですが、人工的に加えるイオン交換樹脂材は一定期間を経過すると効果が薄れていってしまうのです。
そのため、適宜追加をしていく必要があります。定期的なメンテナンスを行う手間とイオン交換樹脂材を購入する費用がかかる点に注意が必要です。
また、ハイドロカルチャーで育てる観葉植物は土で育てる場合と比べると大きくなりにくいというデメリットもあります。

ジェリーボールならカラフルに

ハイドロコーンは黒などの地味な色合いですが、100円ショップなどで見かけるジェリーボールを使うとカラフルで見た目もきれいなので、お部屋の中も明るく涼しげな雰囲気になり、インテリアとしてもぴったりです。
ジェリーボールは売られている時は小さいビーズのような形状をしていますが、これを一晩水に浸けておくと水を含んで大きく膨らんで、手触りがプルプルのゼリー状になります。
ジェリーボールの95%は水でできていますので、観葉植物を植えるのにも適しているのです。
ジェリーボールで茎が安定するため、広口のビンなどに入れても観葉植物が倒れてしまうことがありません。
茎よりも上になるように水を入れておけば枯れることもないです。ジェリーボールが少し小さくなったと思ったら、ジェリーボールが浸る位まで水を入れると元の大きさに戻ります。

土なし栽培に向く観葉植物は?

水耕栽培の画像|IN NATURAL STYLE

水耕栽培に向いた観葉植物はたくさんあります。
・アイビー:切ったツルを水に浸けるだけで根っこが出てきます。
ポトス:ポトスの茎を水に挿しておけば良いので簡単に始められます。
生育期は春から夏ですので、その時期に始めると失敗しにくいです。
オリヅルラン:ランナーから伸びた子株も適していますし、購入してきたものの土をきれいに洗って落として水耕栽培することもできます。
アロマティカス:葉っぱを触るとミントの香りがする多肉植物です。
風通しの良い場所に置いて1~2日おきに水を交換しましょう。
ミリオンバンブー:縁起が良い植物として人気があり、初心者にも育てやすい観葉植物です。
株から出たわき目が水耕栽培に適しています。
シュガーバイン:好みの長さにツルを切って水に浸かる部分の葉を取り除きます。
育てる時は明るい日陰に置くのがポイントです。
パキラ:ハイドロカルチャーで育てるのに向いた植物です。
容器の水が完全になくなったら4分の1か5分の1まで水を浸します。
ガジュマル:ハイドロカルチャーで育てやすい植物です。明るい日陰に置くとよく育ちます。
水やりは容器の水が無くなって2~3日後に行うと良いです。
サボテン:サボテンについている土を洗い流し、根っこは半分ほどの長さに切ります。
1~2日根っこを乾燥させてから水耕栽培の入れものに入れます。
水の量は根っこに少し水が当たる位の少量にしないと根腐れするため注意が必要です。
そのほか、モンステラ、カポック、クワズイモ、コーヒーの木、テーブルヤシ、ワイヤープランツ、ミリオンバンブーなども水耕栽培に適しています。

土なしで観葉植物をインテリアに

水耕栽培の画像|IN NATURAL STYLE

土なしで観葉植物を育てると、虫がわいたりすることもないため部屋を清潔に保つことができます。
水やりも週に1回程度ですので忙しい人にもぴったりです。
ハイドロコーンは再利用ができますのでエコになりますし、100円ショップなどで手に入るジェリーボールを使うとカラフルでかわいいインテリアにもなります。
観葉植物を育ててみたいという人は、気軽に始められる土なし栽培をしてはいかがでしょうか。

インチュラルではお庭や外構のご相談を承っております。
小さな悩みから大きな悩みまで、花壇のお花選びから駐車場などの外構工事まで
何でもご相談ください!
LINEからお庭相談する メールフォームからお庭相談する
ガーデンデザイン部の施工事例はこちら