皆様こんにちは。ガーデンプランナーの小市です。
広いお庭にガーデンアーチって憧れますよね?バラを這わせるイメージが強いかと思いますが、バラだとメンテナンスがちょっと・・という場合でも取り入れられる方法がたくさんありますので、みなさんとシェアしたいと思います。
パーゴラ・ガーデンアーチとは
もともとはイタリアのぶどう棚の事をパーゴラと呼んでいましたが、お庭の立体的な景観を作るツールとして使われます。パーゴラはテラスの上部に取りつけて、ぶどうやフジなどを絡ませたり地面に施工したりします。アーチは直接土に差し込んで設置するものや置型のものなど色々な仕様があります。また、植物の為だけではなく日陰を作るツールとしても使用されます。パーゴラの下にシェードを下げて、夏場など憩いの場として利用出来ますね。

色々な素材
パーゴラは主に木製のものが多いですが、人工木材やアルミ、プラスチック製などもあります。ガーデンアーチはアルミやアルミ鋳物、鉄などで出来ている物が一般的です。鉄製のもは重厚感があり存在感のある雰囲気が多い反面、サビが出ますので気になる方はアルミ鋳物がおすすめです。※アルミ鋳物でも錆が出ることがあります。
入り口としてのアーチ
ガーデンアーチを取り入れるとして一番最初に思い浮かべるのは入り口としてのアーチでしょうか?お庭の入り口としてバラなどの植物をくぐってワクワク感を出せますよね。アーチには門扉付きのものもありますので、お庭の入り口だけでなくアプローチの簡易門扉としても使えますね。

園路の中に設置する
お庭の入り口だけでなく、小道などの途中に設置する事で本来の立体的なお庭の演出に効果的です。一つだけでなく、アーチをいくつもくぐる様に設置すると外からの眺めも良いですし、植物を下から見るという目線を楽しむ事ができます!盛りの時期だけでなく、新芽が出てきたり蕾がついてきたりするのも間近で楽しめますね。

ハンギングを楽しむ
ガーデンアーチやパーゴラには装飾や誘引する為に段になっている箇所やパーゴラにラティスがついたものなど色々な種類があります。それを活用してハンギングなども楽しむ事が出来ます。直接ぶら下げても良いですし、流木などを通して下げても良いですね。ただ、くぐる場所にあるものは頭に当たらない場所に設置しましょう。

ベンチと組み合わせる

お庭のフォーカスポイントとしてアーチを利用するのもおすすめです。海外のお庭や作り込まれたお庭などでは、ガゼボ(東屋)や小屋(ガーデンシェッド)等をフォーカスポイントとして設置したりしますが、あまり広くないお庭であればガーデンアーチを利用してしてはいかがでしょうか?お庭の中でフォーカスポイントに出来る場所をえらんでガーデンアーチを設置します。アーチの下にベンチを置いたり、オブジェなどを置いたり、立水栓の周りにガーデンアーチなんかも良いですね!Instagram投稿用のフォトスポットにも良いですし、テーブルを設置してちょっとしたカフェスペースにすしても素敵ですね!
アーチに這わせる個人的おすすめ植物
ここで個人的にですがアーチやパーゴラにおすすめの植物をご紹介したいと思います。モッコウバラやクレマチス、ハゴロモジャスミンなどの定番もおすすめですが、他の人とはちょっと違ったものを育ててみたい方におすすめです。
- ノブドウ・・食用ではないぶどうですが、粒が小さく紅葉も綺麗です。
- ハニーサックル・・何より香りが良いです。花も色々種類がありかわいいです。
- ヒスイカズラ・・あまり聞かない名前かもしれませんが、宝石の翡翠がいくつもぶら下がったような花を咲かせます。最近一番のお気に入りです。
- あけび・・日本原産の蔓性植物です。花は小ぶりですが、可愛く実がなるのも楽しみです。甘くておいしい実のなる果樹ですね。
- ムベ・・あけびの仲間の常緑蔓性植物です。あけびより実が小さく、完熟しても割れてはきません。自然風のお庭におすすめです。
- ツルアジサイ・・アジサイにも蔓性のものがあります。ヤマアジサイの様なガクアジサイで密やかな花ですが、咲きそろうと全体を覆い尽くすほど花が付きます。
- プルンバーゴ(ルリマツリ)・・水色の花が特徴的な常緑性の半蔓性植物です。夏にきれいな花を咲かせますので、暑さでぐったりした心に爽やかな風が吹くようです。
