みなさまこんにちは。花粉症で毎日ジャンキーなガーデンデザイン課小市です。
すっかり春うらら。街路樹の蕾も膨らんで道路が一年で一番華やぐ時期になります。
今回はコブシとモクレンの違いについてシェアしたいと思います。
コブシ(辛夷)とモクレン(木蓮、白木蓮)はどちらもモクレン科モクレン属(マグノリア属)の落葉高木です。見た目もほぼ同じに見えますが具体的に何が違うのでしょうか?
コブシ(辛夷)

コブシ(辛夷)は日本原産の樹木で、コブシの名前の由来は種子がボコボコして「拳」のように見えるからや、蕾が「拳」のようだからとも言われています。学名はそのまま「Kobus」です。
コブシの花は花弁が6枚で花は完全に開きます。花が咲いていない時にはモクレンとの区別はつきにくいのですが、花が咲くと見分けがつきます。コブシは白花のみで、開花と芽吹きが近い為、花と葉が両方見られます。
木蓮が日本に伝わる前には、コブシが木蓮の代わりとして薬に使われていたことから木蓮の蕾『辛夷』をコブシの名前に当てたと言われています。
モクレン(木蓮)

木蓮は中国原産の樹木です。平安時代以前に日本に伝わり、初めは漢方薬として伝わりました。一般的に木蓮とは紫の花のものを指し、白花を白木蓮と呼びます。花弁の枚数は9枚で肉厚、花は上向きに咲くのが特徴です。私たちは木蓮の花を横からしか見れないという事になります。

紫の木蓮は平安時代に渡来したと言われていますが、白木蓮は江戸時代に渡来したと言われています。紫と白では開花期も違います。木蓮は花が終わってから芽吹く為、開花期に葉はつきません。
懐かしの童話
みなさまは「春のクマたち」🐻という童話をご存知でしょうか?子供の頃教科書にでていたのを覚えていまして、その中で冬眠から目覚めた熊の親子がコブシの花を食べたというフレーズをなんだか今でも覚えていて、街路樹にコブシかモクレンが咲いていると熊が食べるのかな?と毎年思うのです。ただ、実際食べると苦いそうです😅
街路樹などで見事に咲いているのを見つけたら、コブシかな?木蓮かな?と見極めてみるのも面白いですね!
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