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サボテンを食べる?注目の食用サボテンの謎に迫る

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
一般的にサボテンというと、観賞用というイメージがあります。
しかし、実は食べることもできるのです。
といっても、全てのサボテンが食用に適しているわけではありません。
そこで、どんなサボテンなら食べることができるのか、どんなふうに調理すればいいのかをはじめ、サボテンに含まれる栄養価や効能も含めて紹介していきましょう。

サボテンには鑑賞用と食用がある!?

一口にサボテンといっても、さまざまな種類があります。
そして、多くのサボテンはアルカロイドという有害物質を含んでいます。
そのため、食べると人体に悪影響が出てしまい、食用として適さないものがほとんどです。
ただし、ごく一部のサボテンの葉や果実は食べても問題ありません。
それどころか、ビタミン類、カリウム、カルシウムなどの有効成分が含まれており、食用として大切に育てられているのです。
では、次から食用として最適なサボテンを紹介していきましょう。

メキシコ国民が好んで食べるサボテン「ノパル」

サボテンといえば、メキシコが有名です。
日本では見たことのないような種類のサボテンが所狭しと生えています。
そんなメキシコでも人気の高い食用サボテンが「ノパル」です。
別名で「ノパリート」、「ノパリートス」ともいいます。
スーパーや屋台でもどこにでも売られているメキシコ国民が愛する食用サボテンなのです。
そんなノパルはウチワサボテン科に属します。
そしてその名が示す通り、平べったくうちわのような形状をしているのです。

ノパルはトゲを削れば、生でも焼いても食べることができます。
サラダとして食べても、スープの中に入れてもよいでしょう。
焼く時はそのまま焼いてもいいのですが、ある程度切ってから焼いたほうが味付けがしやすいのでおすすめです。
少し酸味と粘りはありますが、クセがなくあっさりした味をしています。

ノパルの実の部分も食べられる「トゥナ」

ノパルは葉っぱだけでなく、実の部分も食べることが可能です。
ノパルの実の部分のことを「トゥナ」といいます。
トゥナはメキシコ人の間では人気のフルーツです。
トゥナのシーズンは6~8月で、この時期のトゥナは特に美味しいといわれています。
表皮の色は品種によって赤、黄色、オレンジなどさまざま。
味はジューシーでやわらかく、トゲを取って皮を剥けば、そのまま食べることができます。
ただし、ビー玉ぐらいの大きな種が入っていますので、そのまま飲み込んでしまわないように注意しましょう。
また、メキシコでは街を歩けば、トゥナ味のアイスクリームも販売されています。

糖度20の甘いサボテン「ピタヤ」

食べられるサボテンとしては、「ピタヤ」も美味しくておすすめです。
ピタヤはサンカクサボテンの果実です。
日本では、ピタヤの別名であるドラゴンフルーツの名前のほうが有名でしょう。原産地は中央アメリカですが、その美味しさから台湾、タイ、日本(ただし、主に沖縄、鹿児島)などでも好まれ、栽培されています。
ピタヤというと、フルーツ店などで売られている輸入物を食べたことがある人が多いかもしれません。
ただし、海外からの輸入物は熟していない段階で輸送されるため、甘さに欠けてしまうのが難点です。
実は、木に生えたままで完熟したピタヤの場合は糖度が20まで上がります。
そのため、甘さが格別だといわれています。

健康維持や体質改善に役立つサボテン

食用サボテンは美味しいだけではありません。
サボテンの中に含まれる栄養価は高く、健康にもよいことで知られています。
サボテンに含まれる栄養素としては、食物繊維、ビタミン類、ミネラル、ポリフェノールなどが挙げられます。
そのため、さまざまな効能があると、メキシコなどでは昔から民間薬として使用されてきたのです。
普段の食事に上手く食用サボテンを摂り入れることで、健康維持や体質改善に役立てましょう。

美肌づくりやダイエットにも効果あり!

サボテンを食べると、さまざまな効能が期待できます。
その中でも、特に期待されるのが、糖尿病の予防改善、コレステロール値の改善、免疫システムの強化などです。
また、食用サボテンには食物繊維が豊富ですので、女性にとっては悩みの種である便秘の予防や解消にもつながります。
さらには、定期的に食べることで、美肌づくりやダイエットにも役立つと言われています。
食用サボテンは、女性の美容の強い味方なのです。
このほか、アレルギー症状の改善や口臭予防にも効果を発揮してくれます。
食用サボテンによって、含まれる栄養素には違いがあります。
体の悩みに応じたサボテンを食べてみてはいかがでしょうか。

日本でも美味しさが広まりつつあるサボテン

さまざまな効果があり、味も美味しいサボテンですが、日本ではまだまだサボテンは観賞用で、食用サボテンは一般的とは言えません。
しかし、食用サボテンの美味しさは広まりつつあります。
実際に食べてみて美味しかったという人の声も聞こえてきます。
これから食用サボテンもメジャーな食材になり、ブームが来るかもしれません。しかし、興味を持ったものの、どこに行けば食用サボテンを手に入れることができるかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、おすすめしたいのが、愛知県春日井市で栽培出荷されている食用サボテンです。
機会があれば、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

【注記】記事内において食用サボテンの生産地を「愛知県春日部市」と記載しておりましたが、正しくは「愛知県春日井市」でした。お詫びして訂正申し上げます。2019.08.19 編集部