こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
春になると、細い枝にかわいくて小さな花をたくさん咲かせるハナミズキ。
庭先や街路樹で見かけると、なんとなく幸せな気持ちになるという人もいることでしょう。
そんなハナミズキの花言葉、その名前の由来をご存知ですか?
実は、それぞれに意味があるのです。
この記事ではその名前の由来、花言葉に隠された意味を紹介していきます。
ハナミズキという名前の由来は?
ハナミズキの原産地は北アメリカで、英名は「犬の木」という意味の「Dogwood」と呼ばれています。
なぜ犬の木なのでしょうか?
この英名の由来は、実は英名の「Dogwood」はハナミズキの見た目とは全然関係がないのです。
その昔、ハナミズキの樹皮の煮汁を煎じた液を犬の皮膚病治療のために用いていたことからその名前がついたと言われています。
和名のハナミズキは、漢字で書くと「花水木」となります。
「水木」という名前は、春先にミズキの木の枝を切ると水が滴り落ちるほどに水をよく含む木だから、「ミズキ」と名付けられました。
そのミズキ科の樹木の中でも特に花が美しく目立つことから、花のきれいなミズキという意味でハナミズキと呼ばれるようになったとされています。
ハナミズキの花言葉とその由来は?
日本でのハナミズキの花言葉は「返礼」「永続性」「私の思いを受け取ってください」などです。
なかでも「返礼」という花言葉は珍しいと思いませんか?
1912年、当時の東京市長尾崎行雄氏が、日米友好を願ってソメイヨシノ約3000本をワシントン市へ寄贈しました。
ハナミズキはその返礼として1915年にアメリカから白いハナミズキが贈られたものだったからなのです。
その2年後には、赤いハナミズキも贈られました。
このエピソードから、日本のハナミズキには返礼という花言葉があるのです。
英語での花言葉は、下記の3つなどです。
・永続性や耐久性を意味する「durability」
・逆境にも耐える愛という意味の「love undiminished by adversity」
・私があなたに関心がないとでも?という意味の「Am I indifferent to you?」
日本でも英語でも、「永続性」という花言葉がありますが、これはハナミズキがゆっくり育つためつけられた花言葉です。
また、ゆっくり確実に育っていくことから、逆境に耐えて花を咲かせるというイメージで、逆境に耐える愛という意味も持っています。

鉢植えなら贈り物にもぴったり
ハナミズキは庭植えで広い土地がないと育てられないイメージが強いかもしれませんが、鉢植えとしても人気があります。
鉢の植え付けや植え替えは2年に1回、3月ごろに行うのがおすすめです。
鉢植えで育てる時のポイントとしては、最初は7号鉢(直径21cm)を使用し、用土は水はけや通気性の良いものを選ぶことです。
大体小粒の赤玉土と腐葉土を7:3くらいの割合にしておくことがおすすめです。
肥料は花が終わった後にお礼肥えとして、骨粉入り醗酵油かすの固形か、緩効性化成肥料、あるいは有機配合肥料のチッ素・リン酸・カリが同量、またはリン酸が少し多めのものを与えます。
水やりのタイミングは、表面の土が乾いたら与えるようにします。特に、つぼみがふくらんでくる時期、開花中は水を切らさないように注意しましょう。
夏は朝と夕方の2回は土の様子を見るようにします。
また、この時期はアメリカシロヒトリが発生することもあります。
事前に殺虫剤を撒いておいて寄せ付けないように予防することが大切です。
見つける目安としては、枝の先に巣があったり、葉が欠けていたりしたらアメリカシロヒトリが発生している可能性が高いです。
水やりの際に葉の裏、落ち葉の下までよく見て、さなぎや卵を見つけたらすぐに取り除きましょう。
梅雨が明けたころには、過湿になりやすく、うどんこ病にかかりやすいです。
うどんこ病の主な症状としては、新芽や葉の表面が白い粉をまぶしたような状態になっていることです。
こういった症状が見られた時には、1週間おきに2回ほど殺虫剤を散布します。
うどんこ病を予防するためには、湿気を逃がすために風通しのいい環境に置いたり、水はけが悪くなっていないかどうか、チェックすることもおすすめです。
また、木の周りに生えた雑草を放置しておくと、コウモリガの幼虫が発生し、ハナミズキの幹に穴をあけてしまうこともあります。
コウモリガの幼虫は雑草に隠れていることが多いので、木の周りの手入れを徹底します。
それでも、もし幹に穴が開いていたら、そこにコウモリガが発生している可能性が高いです。
その穴に針金を差し込んで捕まえましょう。
殺虫剤の散布で対応をすることもできます。

花言葉を添えて贈り物にしよう
ハナミズキが楽しめるのは花の季節だけだと思っていませんか?
全然そんなことはありません。
かわいい花の季節が終われば、木の生命を感じられる新緑の季節を迎えます。
そして、その緑は秋になれば美しく紅葉します。
1年を通してさまざまな変化を楽しむことができる、とても素敵な樹木ですよね。
花が好きな友人へのお礼の品としてはもちろん、何かにチャレンジしようとしている友人にも、ハナミズキのプレゼントはぴったりです。
また、想いを伝えたい一番大切な人に「思いを受け取ってください」という言葉を添えるのも素敵ですね。
かわいいハナミズキに花言葉を添えて、贈り物をしてみるのはいかがでしょうか。
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