こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
ギフトとして人気のカーネーション。
赤色のものだけではなく、青色やレインボーのものも見かけますよね。
そんなカーネーションを捨ててしまうのはもったいなくて、ドライフラワーにしたいと思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
カーネーションをドライフラワーにするのであれば、綺麗な色がきちんと残るようにしたいものです。
そこで今回は、花の色をきちんと残せるドライフラワーの作り方を解説していきます。
自然乾燥でアンティークな味わいに
最初に紹介するのは、自然乾燥でつくるドライフラワーです。
カーネーションを逆さに吊るしておくだけなので、初心者にも挑戦しやすい方法です。
まず麻ひも、輪ゴム、ハサミを用意しましょう。
麻ひもはカーネーションを吊るすために使うので、縛れるものであれば普通のひもでもリボンでも構いません。
はじめに、茎を束ねてから根本を輪ゴムでしっかりと留めます。
カーネーションの茎は乾燥していくにつれて水分が抜けて細くなってしまうので、抜け落ちてしまわないように輪ゴムはきつめにつけるのがポイントです。
また、束ねるときには、花同士が重ならないようにずらしながら束ねましょう。

輪ゴムで留めたら、さらにその上から麻ひもでしっかりと縛ります。
吊るすときに結ぶ分のひもは残しておきましょう。
ひもを結べたら、あとは吊るすだけです。
しかし、吊るす場所はどこでもいいわけではありません。
直射日光が当たらない風通しの良いところで乾燥させることが大切です。
外気に直接当ててしまうと傷みやすいので、室内で吊るすのがいいでしょう。
花びらから水分が抜けてカラカラになれば完成です。
この方法は色褪せしやすいのが難点ではありますが、ドライフラワーらしいアンティークな味わいを手軽に楽しむには最適な方法です。
シリカゲルで乾燥させると発色が良い
次に、シリカゲルを使って乾燥させる方法です。
シリカゲルを用いることで自然乾燥よりも発色の良いドライフラワーをつくることができます。
用意するものはシリカゲル、密封できる蓋つきの容器、ハサミの3点です。
シリカゲルはお菓子などの乾燥剤として使用されていますが、食品用の粒状のものはドライフラワーには向きません。
粒が大きいものは花のすき間にきれいに入らず、きちんと均等に乾燥させることができないからです。
ドライフラワー用のパウダー状のシリカゲルを使いましょう。
シリカゲルは、100円ショップやインターネットなどで購入することが可能です。

まず、カーネーションがすっぽり入る蓋つき容器にシリカゲルを敷き詰めます。量としては、花が容器の真ん中にくるくらいの深さまでです。
敷き詰めたらシリカゲルの上にカーネーションを置き、さらにその上からやさしくシリカゲルをかけていきます。
全体にしっかりとかけてカーネーションが埋まったら、蓋を閉めて密封します。あとは、湿気が少なくて日の当たらない場所に2週間ほど置いておけば完成です。
途中でちゃんと乾燥が進んでいるか中の様子が気になっても、決して蓋は開けないようにしましょう。
複数の花をドライフラワーにしたい場合には1つの容器に入れることも可能ですが、花同士がくっついてしまわないようにきちんと離してシリカゲルで埋めることが大切です。
グリセリン法で生花の風合いに仕上げる
最後に、グリセリン溶液を使ってドライフラワーにするグリセリン法です。
グリセリンを使うことで半生状態のドライフラワーに仕上げることができます。自然の色をしっかり残したいという場合に最適な方法です。
用意するものはグリセリン、熱湯、花瓶などの花を挿す容器の3つです。
グリセリンはドラッグストアで購入することができます。

まず、グリセリン1:熱湯3の割合でよく混ぜ合わせます。
できあがったグリセリン溶液を容器の3〜5cmくらいの高さまで入れて花を挿したら、あとは冷暗所に置いて待つだけです。
1週間から10日ほどして、葉の表面からグリセリン溶液が水滴のように出てきたら完成です。
期間を短くしたい場合には、茎の先に少し切り込みを入れておくことで吸い上げがよくなります。
カーネーションはドライフラワーで残そう
カーネーションは、母の日などのギフトとして贈られることが多い定番の花です。
ギフトとしてもらったものであれば少しでも長く手元に置いておきたいものですよね。
そんなときには、ドライフラワーにするのがおすすめです。
ドライフラワーは、花が新鮮であるほどきれいな形をキープしやすくなります。傷んでしまわないうちにドライフラワーにするのがポイントです。
しかし、せっかくのカーネーションをもらってすぐにドライフラワーにするのは気が引けてしまいますよね。
その場合は、数日間だけ生花として楽しんでからドライフラワーにしましょう。
これまでにドライフラワーに挑戦して失敗した人や、ドライフラワーは自分ではできないと思って今までは捨ててしまっていた人もぜひ挑戦してみてください。今回紹介した方法はどれも初心者でも挑戦しやすいものばかりです。
もし、ドライフラワーの作り方について分からないことがあれば、店舗でワークショップも行っているインナチュラルにぜひお気軽にご相談ください。
納得のいくドライフラワーになるように最大限お手伝いさせていただきます。
カーネーションをドライフラワーにして、きれいな姿を長く楽しみましょう。
まずはカーネーションを健やかに育てよう!
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