丈夫なシェフレラ!育て方について徹底解説

シェフレラ

観葉植物には多くの種類があり、育成の際の注意点もそれぞれ異なります。
それをうっかり間違えて枯らしてしまったという人も多いのではないでしょうか。
また、忙しくて十分に世話をする暇がないといったケースもあるかもしれません。
そんな時におすすめなのがシェフレラです。
どういった点がおすすめなのか興味のあるという人のために、シェフレラの特徴や育て方など、その基礎知識について徹底解説をしていきます。

タフさが身上の観葉植物!シェフレラの特徴

シェフレラは台湾や中国南部原産の常緑性低木です。
低木とはいっても熱帯アジアやオセアニアなどを中心に約150種が存在しており、その中には樹高10メートルを超えるものもあります。

その中で観葉植物として親しまれているのがシェフレラ・アルボリコラとその亜種です。
園芸用に改良された品種であり、単にシェフレラと呼ぶ場合にはこれらの種を指すのが一般的です。

そして、シェフレラの特徴は数ある観葉植物の中でもトップクラスの丈夫さにあります。
もともと熱帯や亜熱帯に生息している植物ですから耐暑性が備わっているのはもちろんですが、耐寒性に関してもかなりのものです。
5度以上あれば問題はありませんし、それを下回っても氷点下にならない限りは耐えられるといわれています。
そのため、外気の入りやすい玄関先や温度管理の難しい店舗などに置くには最適です。

また、耐陰性にも優れ、あまり日光の差し込まない部屋でも育てることが可能です。
同時に、乾燥にも強く、少々水をやり忘れたぐらいで枯れることはありません。

以上の点からシェフレラは「枯らすことの方が難しい」といわれるほど丈夫な観葉植物として知られています。
ただ、注意が必要なのは水のやりすぎです。
あまり水を与えすぎると根腐れを起こしてしまう可能性があるのでその点だけは気を付けた方がよいでしょう。
特に、夏と冬に水をやりすぎるのは厳禁です。真夏に受け皿にたまった水が蒸発すると蒸れて根を傷める可能性がありますし、冬は成長が止まるので乾燥気味に育てるのがポイントとなります。
しかし、問題となるのはあくまでも世話をしすぎた場合であり、手間がかからない観葉植物であるということには違いありません。

初心者でも簡単!シェフレラの育て方

シェフレラの唯一の弱点といえるのが水のやりすぎです。
そのため、水の与え方だけは十分注意するようにしましょう。

まず、土の表面が湿っている間は水を与えず、乾燥した時点でたっぷりと注ぐのがポイントです。
ただし、冬場になると生長が止まるため、それに合わせて水の量も減らしていきましょう。
冬場に関しては、土の表面が乾いてから2~3日経過した後に水を与えるのがベストのタイミングです。
また、根腐れを防ぐために水はけのよい土を使うのも重要なポイントとなります。

それから、水のやりすぎは禁物ですが、霧吹きで葉や茎に水を吹きかける葉水は毎日行うようにしましょう。
葉に付着したホコリや汚れを落とすことで光合成効率のアップにつながりますし、見栄えもよくなります。
特に、冬場には乾燥対策として葉水は欠かせません。

その他に注意する点といえば、直射日光を避けることです。
時々日光に当てるのは生長を促進させる上で大切なのですが、いきなり直射日光に当てると葉焼けを起こしてしまう可能性があります。
外で日光浴をさせる場合には最初は半日陰に置いて徐々に馴らしてあげるのがよいでしょう。
そして、室内での配置場所はレースのカーテンなどで日光を遮った明るい日陰がおすすめです。

いずれにせよ、どれもたいして手間のかかるものではないので、初心者でも簡単に育てることができるでしょう。

インテリアやギフトに!シェフレラ7選

観葉植物のなかでも、あまり手間をかけず丈夫に育つと人気の「シェフレラ」。
自宅のインテリアに取り入れている人も多い人気の品種です。
また、スタイリッシュでおしゃれな見た目から、オフィスや店舗などのインテリアに取り入れるのもぴったりですね。
実は、シェフレラはたくさんの種類があることでも知られています。
ここでは、シェフレラの人気品種を紹介し、それぞれの特徴を解説します。

1.小さくまとまる「コンパクタ」

「シェフレラ・コンパクタ」はその名の通り、それほど大きくなりすぎず成長もややゆっくり目の品種です。
耐陰性に優れているので、室内でも安心して育てることができます。
ただし、風通しが悪いとハダニが発生する可能性があるので注意が必要です。
コンパクタには「キング」と「クイーン」の2種類があり、葉の大きさと形状によって簡単に見分けることができます。

キングは葉先が尖っていて、斜め上へ向かって葉が広がるのが特徴です。
一方のクイーンは、全体的にキングよりもコンパクトに収まり、葉先が丸いのが特徴となります。
キングが斜め上に向かって育つのに対して、クイーンは葉が上に向かって育ちます。
両者とも剪定などの手入れがあまり必要ないので、手軽に育てやすい品種でしょう。
また、大きく育った場合でも3mを超えることが少なく、低めにシェフレラを育てたい人にはおすすめです。

2.丸っこい葉が可愛い「ホンコン」

「シェフレラ・ホンコン」は、シェフレラの種類のなかでも最もポピュラーなものとして知られており、葉先が丸いのが特徴です。
耐寒性に優れていて最低気温が0度でも育つといわれているので、初心者でも比較的育てやすい種類となります。
園芸店などでは、盆栽風のものや、数本の幹を編み上げた形で植えられたものなど、多くの種類が販売されています。
洋風、和風、どちらのインテリアにも合うと人気です。

「ホンコン・カポック」の名で販売されていることもありますが「カポック」とは全く別物なので気をつけましょう。
葉に黄色の斑が入っている「シェフレラ・トリネッティ」という種類もあり、丈夫で育てやすいことからこちらも人気です。
また、葉に白色の斑点が入っているものは白と緑のコントラストが美しいとても珍しい種類となります。

3.葉が金魚みたいな「レナータ」

シェフレラ・ホンコンが変異してできた品種「シェフレラ・レナータ」は、丸みを帯びた葉先が不規則に分かれた形をしています。
その独特の葉の形はまるで金魚の尾びれのようで、別名「金魚葉カポック」とも呼ばれています。
葉があまり大きくならないことに加え、とてもおしゃれでかわいらしい見た目なので、室内で育てる観葉植物として人気です。
葉に黄色の斑点が入っているとても珍しいものもあり、こちらは「ジェニーネ」と呼ばれています。
大切な人への贈り物などにもぴったりですね。
鉢や鉢カバーなどを変えるだけで、全く違った空間を作り出すことができます。

4.樹形が個性的な「ツピダンサス」

「シェフレラ・ツピダンサス」は、成長するにつれて幹が曲がって育つとても個性的な形状の品種です。
葉は肉厚で掌を広げたような形をしており、ツヤのある美しい濃緑色をしているのが特徴です。
かつてはツピダンサス属に分類されていましたが、シェフレラ属に統合されています。
曲がって育つその珍しい形状から、よくインテリア雑誌などでも特集されるほどの人気ぶりです。
自分で育てながら、幹を好みの形にデザインしてみてはいかがでしょうか。

ツピダンサスは大きく育つことから、オフィスやお店などの観葉植物としても選ばれています。
室内だけでなく、玄関前や庭などのシンボルツリーとして育てるのもおすすめですよ。
ツピダンサスは幸せを呼ぶ植物ともいわれているので、お祝いの贈り物などにしても喜ばれるでしょう。

5.存在感たっぷりの「ブラッサイア」

「シェフレラ・ブラッサイア(バッサイア)」は、ポピュラーなホンコンよりも葉が大きく濃い緑色をしている品種です。
葉の枚数も多く、なかには9枚ほど葉が出るものもあります。
シェフレラのなかでは比較的低温と直射日光に弱いので、温度管理には気をつけましょう。
特に、寒い時期には枯れてしまう可能性があるので、気温が5度を下回るようであれば室内で育てるほうが安心です。

赤みを帯びた葉は柔らかく、長さが20~30cmくらいまで成長します。
そのため、広い空間にぴったりの観葉植物です。
ブラッサイアの花は赤紫色をしていてタコの足のように広がって咲くことから、別名「オクトパスツリー」とも呼ばれています。
また、大きな葉が重なって傘のように見えるため、「アンブレラツリー」と呼ばれることもあります。

6.優美な「アンガスティフォリア」

「シェフレラ・アンガスティフォリア」は「細い葉っぱ」という意味を持つ品種です。
その名の通り、光沢のあるすっきりとした細い葉が特徴で、別名「ベヌローサ」とも呼ばれています。
葉は掌を広げたような形をしていて、葉に光が反射した際のツヤ感がとても美しいと人気です。
幹は細く柔らかいので、幹を曲げてアレンジしたり数本の幹を編み込んだりして販売されているものも多くあります。

アンガスティフォリアは、うまく育てられると赤や黄の小花が鈴生りにつくのも特徴ですが、とても難しいといわれているので挑戦してみるのもいいですね。
こちらもシェフレラのなかでは比較的寒さに弱いので、室内での越冬がおすすめです。
とてもおしゃれで優美な姿のアンガスティフォリアは、インテリアのアクセントとしても人気の観葉植物ですよ。

7.スタイリッシュな「アラレア」

「シェフレラ・アラレア」は細長い葉を持ち、葉がギザギザしているのが特徴です。
とてもスタイリッシュでおしゃれな観葉植物として人気があります。
お店によっては「ディジゴセカ」という名前で販売しているところもあります。
若い頃は細い葉をしているものも、大きく3mくらいまでに育つと先端の葉が広くなってきます。
もともとはオーストラリア東部が原産で、自然の中で育つものは8mくらいにまで大きくなるものがほとんどですが、観葉植物として楽しむものには高さ1mくらいのものが人気です。

一般的に和室に置かれることが多いアラレアですが、モダンなインテリアにもなじむので、アジアンテイストのインテリアと合わせてみるのもいいでしょう。
照明を効果的に使用するのもおすすめです。

シェフレラの植え替えと剪定方法

初心者にも簡単に育てられると人気のシェフレラは、とても成長の早い植物です。
そのため、成長に応じて植え替えをすることでより大きく育てることができます。
水を与えても土に染み込みにくかったり、鉢の底から根が出始めたりする場合は、植え替えを行うタイミングと思っていいでしょう。
植え替えにおすすめの時期は春から秋にかけての成育期です。
少なくても2年に1回程度は植え替えをして元気に大きく育てたいものです。

一方、シェフレラをコンパクトに育てたいのであれば剪定が欠かせません。
成長の早いシェフレラは樹形が崩れやすいのも特徴なので、剪定によって美しいフォルムを保つことができます。
古くなった葉や弱っているような葉は、思い切って刈り取りましょう。
シェフレラは切り戻した場所から新芽が出るので、高く伸びすぎてしまった枝は剪定することをおすすめします。
剪定後はしばらく日当たりの良い場所に置いて様子を見ます。

シェフレラを挿し木で増やそう!

とても生命力が強いシェフレラは、挿し木で簡単に増やすことができます。挿し木には剪定した枝を使用するといいでしょう。
まずは、剪定した枝を10~15cm程度にカットし、土に植える部分を斜めにカットします。
こうすることで、より発根しやすくなるのです。
枝についている葉を半分にカットし、枝を新しく用意した土に挿し込みます。
土が乾燥しないよう日陰に置いて様子を見ましょう。
根がついて新しい葉が出てきたら、日当たりの良い場所へ移してください。
簡単に育てられる人気のシェフレラは、インテリアのアクセントとして室内でぜひとも育ててみたい観葉植物です。
たくさんの種類があるので、ぜひお気に入りのシェフレラを探してみましょう。

シェフレラの天敵に要注意!乾燥を防いでハダニを遠ざけよう

気温が高くて乾燥しているとシェフレラにハダニが発生する場合があります。
体長は0.5ミリ前後の赤い虫で、名前はダニですが実際はクモの仲間です。
梅雨明けから夏場が発生のピークとなり、葉の裏に寄生してその汁を吸います。
すると、葉の色が抜けたり、育成が阻害されたりする恐れがあるのです。
普段は葉の裏にいるために気が付きにくく、そのままにしていると、葉の表に針の先くらいの斑点ができて白いかすり模様が広がってきます。
実際にハダニが発生すると、シャワーで洗い流したり、殺虫剤で駆除したりする方法がとられますが、できればそうなる前の予防が大切です。
ハダニは乾燥した場所を好み、水気は苦手です。
そのため、水やりの際に葉や茎にたっぷりの水をかけることで予防は可能になります。
もともと、シェフレラは病気に強く、害虫もつきにくいという性質があります。
普段から一定の注意を払っていれば、それらを防ぐのはそう難しいことではありません。

丈夫で手間いらず!シェフレラを使って素敵なお部屋作りを実現しよう

シェフレラは非常に丈夫な観葉植物です。
寒さにも乾燥にも日当たりの悪さにもかなりのレベルまで耐えてくれます。
そのため、手入れの仕方を間違ったり、忙しくて手入れを怠ったりしてもめったなことでは枯れません。
つまり、大した手間をかけなくても素敵なお部屋作りが可能となるのです。
部屋に観葉植物を置きたいけれど、うまく育てる自信がないという人はまずシェフレラを試してみてはいかがでしょうか。