個性派ぞろいの観葉植物ホヤ!育て方を見てみよう

ホヤ

Hoya

ガガイモ科
サクララン属
別名 サクララン
原産地 東アジアからオーストラリア
形態 つる性植物

耐寒性:弱い / 耐暑性:程々 / 耐陰性:あり / 気温15℃以下に注意

つやのある葉と長いつるがうつくしい観葉植物、ホヤ。
ホヤには数多くの品種があり、そのひとつひとつが違った個性を持っています。
いずれの種類のホヤも、適切な環境がととのっていれば比較的育てやすい植物です。
季節に応じて屋外でも屋内でも楽しめるので、庭やお部屋のアクセントにもなるのがうれしいですね。
ホヤの特徴と育て方を学んでいきましょう。

個性豊かなホヤの仲間たち

ホヤは東アジアからオーストラリアにかけての、暑い地域に根付いている観葉植物です。
ガガイモ科に属した植物で、つるが長く伸びる品種が多くハンギングバスケットや支柱に巻き付けての栽培も人気です。
ホヤの仲間は数百種類にも及び、種類によって外見や特徴もさまざまです。

ホヤ・カルノーサは桜のような形が特徴的で、桜を愛する日本人にとって親しみやすい品種です。
花びらと葉はぷっくりと肉厚で、蝋を塗ったようなつやがあります。

ラブハートの別名をもつホヤ・カーリーも、日本で人気があるホヤの仲間です。
一枚一枚の葉は大きめで、きれいなハートの形をしています。
ハートの葉を一枚挿しにした小さな鉢植えは、バレンタインデーや恋人への贈り物として好まれています。
一枚挿しの葉はきちんとお世話をすれば、次第に根を張り成長していきます。

ホヤ・リップカラーは、白やピンクの斑入りの葉を交互に付けます。
リップカラーという名前は、ほんのりと色づいた葉が唇のように見えることが由来となっています。
花の咲かない時期も葉の色合いを楽しめるため、飽きずに長く育てることができる観葉植物です。

ホヤの仲間はどれも個性派ぞろいなので、選ぶのが楽しくなりますね。

直射日光はホヤの大敵

暑い地域生まれのホヤは耐熱性があると思われがちですが、実は真夏の直射日光が苦手です。
夏の強い日射しを浴びすぎると、葉が傷んで変色することがあります。
春から秋の時期は屋外で育てられますが、できるだけ直射日光の当たらない明るい日陰で育てましょう。

屋外で育てるのであれば屋根に覆われたベランダや、半日陰の玄関先などがホヤを育てるのに適しています。
耐陰性があるので日陰や屋内でも育てられますが、全く日の当たらないと花つきが悪くなります。
花を咲かせたい場合は、直射日光の当たらない明るい場所で育てるのがオススメです。
逆に花付きにこだわらず観葉植物として割り切って育てるのであれば、あまり日の当たらない室内でも栽培は可能です。
ホヤは香りのよい品種が多いので、室内で育てて香りを楽しむのもよいですね。

秋になったら外気温に注意。ホヤは寒さが苦手!

ホヤは比較的寒さに弱い植物です。
秋頃までは直射日光を避ければ屋外でも育てられますが、外気温が15度を下回ったら室内に入れてあげましょう。
ホヤに限らず、植物の多くは霜や雪に当たると大きなダメージを受けてしまいます。
特に寒い地域に住んでいる場合は、秋口になったら早めにホヤを室内に移動させた方が安心です。

室内でも日がほとんど入らない場所だと、冬の明け方はかなり温度が下がるので注意が必要です。
寒い季節を乗りこえ暖かくなってきたら、短い時間で少しずつまた外に出して寒さに慣らしていきましょう。
春がきたからといっていきなり1日中外に出してしまうと、急激な環境の変化でダメージを受けてしまうことがあります。

冬場は根腐れが心配。水はけの良い用土づくり

暑い地域で育っただけあって、ホヤは乾燥に強い植物です。
春から秋の生育期間の間は、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えましょう。
特に水分の蒸発が激しい夏の間は、霧吹きなどで葉に水をかけてあげてもよいです。

寒い季節はホヤの生育が衰えてあまり水を必要としなくなります。
この時期に水を与え過ぎてしまうと、土の加湿による根腐れの原因になりますので注意が必要です。
目安として温度が10度を下回ったら、水やりの回数や量を減らすよう心がけましょう。

ホヤを鉢に植える際は、水はけのよい土を選ぶことも大切です。
鉢土に川砂やパーライトなどを少量混ぜると水はけがよくなります。
室内で育てている場合は、受け皿に古い水が溜まったままになっていないかこまめにチェックしましょう。
水が溜まっていると土の加湿や根腐れの原因になります。

ホヤの花を咲かせるコツは剪定にアリ

ホヤは数ある観葉植物の中でも、花をつけることで知られています。
花を咲かせるためには、ほかの観葉植物と同様に十分な日光と適度な水を与えることが大切です。
さらにホヤの場合、剪定に花を咲かせるためのポイントがあります。
一般的な花の場合、花が咲き終わったらしおれた花の根元部分をこまめに剪定する場合が多いです。
これと同じようにホヤを剪定してしまうと、かえって次の花の付きを悪くしてしまうことがあるので要注意です。

ホヤの花は、花の咲いたつるの部分から次の花を咲かせます。
一度花をつけた花芽の部分は、花がしおれたあとも切らないように注意しましょう。
花芽のついたつるを大切に残しておくと、つるもうつくしく長く成長していくので見栄えある外見になります。
ホヤの正しい剪定方法を知ることで、より一層ホヤを楽しんで育てることができます。