初心者でも簡単!育てやすい観葉植物アガベ

アガベ

アガベ

Agave

キジカクシ科
リュウゼツラン属
別名 リュウゼツラン(竜舌蘭)
原産地 メキシコ
形態 多年草(多肉植物)

[耐寒性] 強い / [耐暑性] 強い / [耐陰性] ナシ / 気温5℃以下の環境に注意

生活の基盤ともいえる家の中、そこに植物を置いてみたいと考えたことがある人は少なからず居るのではないでしょうか。
生活の中に植物を取り入れるとインテリアとしておしゃれに見える他、心に安らぎを与えてもくれます。

何を選べばいいんだろうと悩んでいる人には、初めてでも育てやすい植物をおすすめします。
中でも是非おすすめしたいのが「アガベ」と呼ばれる観葉植物です。
ここではアガベについて紹介いたします。

アガベってどんな植物?

そもそも「アガベ」とはどんな植物なのでしょうか。

「アガベ」とは主にメキシコを中心に、アメリカ南西部と中南米の熱帯地帯に生息しているキジカクシ科/リュウゼツラン属の多肉植物です。
「アガベ」とはリュウゼツラン属の植物の総称で、学名のAgave(アガヴェ)から来ています。
ギリシャ語で高貴という意味も持つそうです。

確認されているだけで約200種以上が地球上に自生しています。
その見た目はアロエに良く似ており、葉は多肉質で固く先端が鋭くとがるような形状になっています。
ロゼットと呼ばれる放射状に成長し、多くの種の葉縁に鋭い棘が生えています。

ちなみにメキシコが主産地の「アガベ・アスール・テキラーナ(英名/ブルーアガベ)」はテキーラの原料としても有名で、テキーラのボトルラベルに描かれているトゲトゲした植物こそが「アガベ」なのです。

主に室内用の観賞用多肉植物として栽培されていますが、耐寒性のある種類も多く存在しているので、関東圏より西に限られてしまいますが、屋外での鉢植え飼育でも楽しむことが可能です。
また種類も様々あり見た目や大きさまで幅広くバリエーションがあるので、育てられそうな品種を探しやすいというメリットもあります。
花のように可愛らしい見た目のものや、インテリアアイテムとしても使用できるアロエのような見た目のもの、葉に模様の入ったものなど様々です。

元々熱帯地方原産の植物なので、暑さにも強く寒さにも強い「アガベ」は初めて植物と生活するのにもってこいです!

アガベを育てる場所は?

「アガベ」は基本的に日光と乾燥を好みます。
日光が足りないと徒長と呼ばれる葉と葉が細くなって間延びする現象が起きてしまったり、全体的に貧弱な育ち方をしてしまいます。
室内で管理する場合は、通気性がよく日光の当たりやすい窓の近くに置いてあげるのが理想です。
気温が5℃を下回ってしまう場合は特に日光の当たる窓辺においてあげましょう。

屋外で管理する場合は、日光も当たり日の傾き具合で影もできる半日陰の場所を選んでください。
ここで注意すべき点は直射日光に当てすぎないことです。
いくら日光好きといえど長時間直射日光を浴び続けると、葉が焼けてしまう原因になります。
葉が焼けるというのは人間でいう日焼けに当たりますが、植物の場合最悪枯れてしまいます。

また雨に当たらないようにも気を付けましょう。
乾燥を好むゆえに湿気は苦手な傾向にあるのです。
寒すぎる場所も苦手なので、寒い季節はなるべく室内に入れてあげてください。
葉焼けは室内の場合でも陰っている場所から急に日光の当たる場所に出すと起こす可能性があるので注意しましょう。

最も理想的なのは、通気性のいい室内の窓際に置いてあげることです。
日の当たりやすい午前中は窓辺に置いて、日が沈みだす午後には風通しの良い場所に移動しましょう。
耐寒性があるといえどエアコンの風には弱い傾向にあるので、エアコンの風が当たりにくい場所も探しておくとなお良いでしょう。

通気性の良い日光の当たる場所を念頭に置いておけば、湿気の多い場所は自ずと避けられるので直射日光と気温に気を付けてください。
日光が強い場所しかない場合はカーテンなどで光量を調節することもできるので、複数個所検討しておくと良いかもしれませんね。

アガベの水やりのポイントは?

「アガベ」も植物なので当然水やりは必要になってきますが、基本的には控えめで大丈夫です。
というのも「アガベ」は乾燥地帯原産のため、葉の部分にはサボテンのように内部に水を溜め込むことができる機能が備わっています。
暑さや乾燥に強い理由は葉にあるのですね。
本来の生息地の環境に近い状態で育てることが理想ですので、水をあげる回数は控えめにしましょう。

水の量は1回の水やりで鉢底から水が垂れるくらいがベストです。
たくさん水をあげすぎると、根が水分を吸いすぎて腐ってしまったり「アガベ」自体が弱ってしまう原因になってしまいます。
また受け皿に水が溜まったままになっていると、根っこにカビが生えてしまう原因になります。
根にカビが生えると根腐れをおこしやすくなり、「アガベ」が死んでしまうので注意しましょう。

水やりのタイミングとしては、夏場の場合土が乾いて数日経ってからが良いですね。
多湿の時期は土の様子を見て水をあげるタイミングを決めてください。
冬場の場合は月に1,2回程度に留めておきましょう。
「アガベ」は気温が下がり始める10月下旬~3月中旬ごろまで生命維持のため休眠状態になり、生育がストップします。
この時期に夏場同様のタイミングで水分をあげてしまうと、水を吸い上げられず根腐れを起こしてしまいます。
またエアコンで乾燥していると水が足りない場合がありますので、少し頻度を多くしてあげましょう。冬場の水やりのタイミングは越冬のカギともいえるので十分注意してください。
逆に忙しくてこまめに水やりできなくても、ガーデニングでよく育てられる植物より強いので大丈夫ということです。

アガベの増やし方は?

「アガベ」を増やす場合、一般的には株分けという方法がやりやすく、植え替え時期と重なるため合わせて行えるのでおすすめです。

方法としては親株から子株が出ているのを見つけたら、園芸用ハサミを使って子株を親株から丁寧に切り取り、根っこが残るように分離させましょう。
分離ができたら子株をサイズに合った鉢に植えて完了です。
根っこが残っていない子株は当然ながら育ちませんので、分離させる際に根っこを必ず残してください。
植え付けが完了してすぐ水をあげたくなるかもしれませんが、株分け後は根っこが土に馴染んでいないこともあり水やりは控えた方がいいので、しばらく水やりは行わないようにしましょう。

「アガベ」は夏場に良く成長します。
なので株分けを行う場合は成長を始める夏前の4月~5月ごろに行うと良いでしょう。

アガベは肥料の回数も少なめ

「アガベ」は多肉植物ですので、一般的な植物より肥料は多く必要としません。
休眠明けの4月から休眠までの10月中旬までは、生育期と呼ばれる時期になります。
この時期は肥料が必要となるので、2か月に1回程度のタイミングで肥料をあげるようにしましょう。

緩効性の固形肥料でも即効性の液体肥料でもどちらでも可能です。
即効性の液体肥料の場合は、10日に1回程度あげるようにしてください。

多肉植物は本来あまり肥料を必要としないので、肥料のあげすぎは多肥になり「アガベ」を枯らしてしまいます。

 

多肉植物は水を毎日あげる必要も、肥料を頻繁にあげる必要もなく、あまり手のかからない植物です。
「アガベ」は暑さにも寒さにもある程度強く、室内でも屋外でも育てられることから初心者におすすめといえます。
これを機にアガベをお家に迎えてみませんか?