冬の庭を彩る『クリスマスローズ』

寒波もやってきて本格的に冬へ突入し始めましたね。

いつもの道やご自宅やご近所の庭では落葉樹が葉を落とし、いよいよ植物たちも冬支度が始まっている頃かと思います。

冬は葉も落ち花も少なく寂しい印象がありますが、そんな冬に彩りを添えてくれる植物がいます。

今回は、冬の花の代表格『クリスマスローズ』をご紹介。

名前の由来

 

『クリスマスローズ』の花苗の種類が最も多く出回るのは1〜3月。

花期がクリスマスの時期でもないのに何故『クリスマスローズ』というのか??

そもそも『クリスマスローズ』という名称は、原産地のヨーロッパなどではヘレボルス属原種の1種類ニゲル(h.niger)を指します。(日本のように原種・交雑種を問わずヘレボルス属全体を指し示すことはありません。)

“ニゲル”は12月末のクリスマスの頃に花を咲かせ、花びらが5枚の一重咲きの姿が野バラに似ていることから、ヨーロッパでは「クリスマスの頃に咲くバラ」という意味で「クリスマスローズ」という愛称で呼ばれ浸透したのです。

本来のクリスマスローズ(原種のニゲル)とは異なり交雑種の花期は1〜3月です。

日本では両種を総称して『クリスマスローズ』と呼んでいる上に、交配種の方が花色も様々で八重咲きなどもあり人気のため目に留まり易く、一般的な認識的に花期が名前とはずれてしまったんですね。

余談ですが…

本来の学名「Helleborus 」はギリシャ語のHelenin (殺す)とbora (食べ物)の二つの合成語から発生しており、「食べると死ぬ」という意味です。

可憐な花姿からは到底想像できないですね・・・。

愛称ではローズと付いていますが、バラ科ではなくキンポウゲ科の植物で、有毒のためそこからつけられたものと言われています。

ペットをお庭で飼われるいる方は誤食を避けるため植える場所を気をつけた方が良い植物の一つでもあります。

花ではない

クリスマスローズも今では交配が進み多くの種類が出回っています。

一重咲きのものや八重咲きのもの、色も白・ピンク・紫、色のグラデーションが綺麗なものもあります。

そんな冬を彩ってくれるクリスマスローズですが、私たちが綺麗だなと眺めている部分は実は花弁(花びら)ではなく「萼片(がくへん)」です。

萼片とは一般的には花の外側に付いている葉のようなものです。

肝心の花はというと、クリスマスローズの中心部をよーく観察してみると、雄しべをぐるりと囲んでいるものがいます。

それが花です。

正式に言うと、花が退化した「蜜腺(みつせん)」です。

種類

クリスマスローズは原種だけで20種類以上あり、この原種の交雑種(ハイブリット)は品種名が一つずつつけられないくらい沢山の種類があります。

(原種同士を交雑させ種から新しい交雑種を育てるのですが、その株に花が咲くようになるまで約3年以上かかります。

同じ親から生まれてきた種同士でも、微妙に違った花形や花色が出てくるため、とても一つ一つに名前など付けていられないのです。)

最後に…

クリスマスローズは冬を彩る植物でもあり、シェードガーデン(日陰の庭)を彩る植物でもあります。

現在はちょうどクリスマスローズの代表格、原種のニゲルなどが出回っていますし、年明けぐらいから徐々にハイブリッド系のものも出回り始めます。

葉がシルバーがかった「ヘルボルス・シルバーダラー」なんかはとってもシックでかっこいいですよ(^^)

ぜひお気に入りのクリスマスローズを見つけて冬のお庭を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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