観葉植物も病気になる!知っておきたい症状別対処法

植物の病気

観葉植物が萎れて元気がないときは、病気にかかっているのかもしれません。
植物を脅かす病気にはさまざまなものがあります。
病気によって対処法が異なるため、症状をよく見極めることが大切です。
元気がないからといって必ずしも病気とは限りません。
置き場所や育て方が間違っている場合もあります。
観葉植物がかかりやすい病気と症状、その対処法を解説します。

葉が白っぽくなる病気

葉の表面に白い斑点がぽつぽつとあらわれたら「うどん粉病」の疑いがあります。
次第に葉全体が白っぽくなり、葉の光合成を妨げ植物を弱らせてしまいます。
うどん粉病の原因は土や落ち葉の中などに住んでいる糸状菌というカビです。
気温が高く乾燥した時期に発生しやすくなります。
風で胞子が飛ばされ周りの植物にも広がってしまうので、病気の部分を見つけたら急いで取り除く必要があります。
初期であれば木酢液や重曹を散布して様子をみましょう。
効果が見られない場合は強い薬剤を散布します。

うどん粉病を引き起こすカビにはいくつか種類があります。
特定の野菜や果物にだけ付着して繁殖する菌があるため、薬剤を使用する際は対象に合ったものを選ぶことがポイントです。
全体に広がった場合は、治癒が見込めないため、植物ごと処分するしかありません。
初心者でも発見しやすい病気なので、小まめに葉をチェックするようにしましょう。

茶色くなったり腐ったりする病気

植物を脅かす病気にはさまざまなものがあります。
植物の科目や種類によってかかりやすい病気は決まっているので、どの病気にかかりやすいかをあらかじめ知っておくと予防しやすく、早期発見にもつながります。

褐斑病は、野菜類に多く見られる病気です。
初期には葉に褐色の斑点ができます。
斑点は次第に拡大し、葉を枯らし落葉させます。
同じ野菜を連作すると再発しやすい病気です。

軟腐病は、葉、茎、根、球根など地際付近に多く発生する病気です。
初期には地際付近に水が染みたような跡ができ、次第に黄褐色に変化していき、腐敗します。
腐敗した部分から悪臭を放つのが特徴です。

灰色かび病は弱った株や葉、茎など部位に発生する病気です。
別名ボトリチス病です。
初期には水が染みたような病斑ができ、次第に枯れていきます。
しばらくすると腐敗し、灰褐色のカビが表面を覆います。

青枯れ病は、野菜や草花の根から細菌が侵入し、茎を通って上部へ進み植物を枯らす病気です。
急激に症状が進み、青みを残したまま枯れることからこの病名があります。

いずれも温度が高いときになるカビや細菌が原因の病気です。
枯れた部分を除去したり、薬剤を塗布したりして対処します。
ただし、青枯れ病に関しては治す方法がありません。
病気になった株は早めに引き抜き伝染を防ぎ、土壌を消毒する必要があります。

 

たくさんの斑点が出る病気

黒星病は、バラやバラ科の果樹の葉や果実などに発生する病気です。
初期には葉や果実に黒色の小さな斑点ができて急速に拡大します。
やがて斑点の表面に小さな黒い粒ができ、枝には褐色の病斑があらわれます。

さび病は、植物の葉、茎、果実などに発生する病気です。
初期には葉裏に、黄白色の斑点ができます。
やがて斑点は拡大し、色や形を変えてやや盛り上がった状態になり、葉表にも病斑ができます。

炭疽病は、あらゆる野菜に発生しやすい病気です。
葉や果実に発生した場合は、灰褐色の円形の斑点ができます。
中央部分の色が薄くなり小さな黒い粒が現れ穴が空くこともあります。
茎や枝に発生する斑点は、灰褐色で楕円形などの形です。
果実部分に発症すると、病斑部分が大きくなって窪み、腐ってしまいます。

いずれも比較的薬剤がよく効く症状なので、できるだけ早く発見して、症状に適した薬剤を与えることが大事です。

 

病気以外の原因もあり得る

観葉植物が萎れて元気がないからといって、必ずしも病気にかかっているとは限りません。
一見病気のように見えて、茶色く枯れたのは、エアコンによる部屋の乾燥や、朝晩の部屋の寒暖差が原因の場合があります。
熱帯や亜熱帯原産の観葉植物は気温が低くなると弱ってしまいます。
植物にはそれぞれ生育に適した気温があります。季節変わりや置き場所を変えたときには注意が必要です。

さらに、水のやりすぎや肥料焼けが原因のことも考えられます。
水をやり過ぎると根腐れを起こしてしまいます。
水はやり過ぎても足りなくても植物を枯らしてしまうので、与える量には注意が必要です。
植物に元気がないからといって、肥料を与えるのも間違いであることが多いようです。
肥料は適切なタイミングで適切な量を与えないと逆効果になってしまいます。

ほかにも、日光不足や風通しの悪さなども植物を弱らせる原因になります。
病気の症状が見当たらないのに、植物に元気がないときには、置き場所や水のやり方、保温方法を見直してみることも大事です。

 

病気を予防するために

観葉植物を病気にしないために、植物ごとの特性をよく理解することが大切です。
植物に合った置き場所で育てること、風通しや日当たりをよくするために、きちんと剪定することもが必要です。
病気は早期発見で被害を最小限にくいとめることもできます。
小まめに様子を見て、元気がない場合は原因を探って早めに対処しましょう。