“ぼたもち”と”おはぎ”の違い、知ってますか?

おはぎ・ぼたもち

日中は寒さも和らいできた今日このごろ。
夜はまだ寒くなることが多いですが、昼はもうほとんど暖かい日々が続いていますね。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がある通り、そろそろお彼岸が近いのだと実感します。
そこで今日は、お彼岸には欠かせないアレについてちょっと調べてみました。

お彼岸に欠かせない”ぼたもち”と”おはぎ”の話

お彼岸といえば、食いしん坊の皆様もそうでもない皆様も大好きなものがあるのではないでしょうか?
そう、もちろんそれは「ぼたもち」と「おはぎ」です。
もち米を包むたっぷりのあんこが幸せを運んでくれるんですよね〜😍
お墓参りは面倒だけど「ぼたもち」と「おはぎ」は食べたい!という食いしん坊さんが筆者の身近にもちょくちょくいます(笑)

そんな日本人に古くから愛される「ぼたもち」と「おはぎ」ですが、同じようにもち米をあんこで包んでるだけなのに何が違うんだろう?と疑問に思われたことはありませんか。
筆者はずっと疑問でした。
じゃあ一体何が名前を変えている要因なのか……。
そもそも本当に同じものなのか……。
調べてみると、どうやらそれぞれにはこんな違いがあるようです。

1) 呼称だけが季節によって変わる

こちらは、モノ自体は全く同じで、呼称だけが変わっているという説。
どうやらこれが現代での一般的な説のようです。
この説の場合、それぞれの季節の呼称と由来は以下のようになっています。

春:牡丹餅(ぼたもち)

春のお彼岸の時期=牡丹の花が咲く季節
なので、春のお彼岸に供物用で作る小豆餡の様子を「牡丹の花」に見立てた。

牡丹

秋:御萩(おはぎ)

秋のお彼岸の時期=萩の花が咲く季節
なので、春のお彼岸に供物用で作る小豆餡の様子を「萩の花が咲き乱れる様子」に見立てた。

萩

季節を言葉に取り込むのが上手な日本人らしく、あんころ餅すらも季節の花に見立てていました。
よりにもよって見た目あんこの塊をキレイなお花に見立ててしまうなんて、この食べ物への深い愛を感じますね(笑)

ただ、筆者の実家では基本的に一年中「おはぎ」と呼ばれていて、たまに唐突に「ぼたもち」が乱入してくるのです。
いまご紹介した説とは法則が違います。

2) 作り方にもちゃんと違いがある

こちらは、呼称だけでなく作り方も違いがあるという説。
これらの違いは土地によっても差がありますが、別物だから名前も別というのはやはり納得がいきますよね。
ちなみに主な違いはこんなものがあります。

  • もち米を主とするものが「ぼたもち」、うるち米を主とするものが「おはぎ」
  • 小豆餡で包んだものが「ぼたもち」、きな粉で包んだものが「おはぎ」
  • こし餡が「ぼたもち」、つぶ餡が「おはぎ」(逆の場合もあり)
  • 中のお米を完全にもちの状態まで搗いたものが「ぼたもち」、搗いた米の粒が残っているものが「おはぎ」
  • 二口程度で食べられる小さいものが「おはぎ」、それより大きいものが「ぼたもち」

こうしてみると色々な違いがありますね。
もち米とあんこだけのシンプルな食べ物だと思っていたのに、ずいぶん色々な差の付け方があるようです。

おはぎ・ぼたもち

ちなみに気づいたのですが、筆者の家では最後にご紹介した説が適用されている可能性が高そうです。

季節の行事を楽しむことは、自然を楽しむことに繋がる

いかがでしたでしょうか。
食べ物の話ばかりしてしまいましたが、お彼岸というのは本来、ご先祖様の霊を思ってお墓参りに出かける日でもあります。
最近は何かと季節の行事を疎かにしてしまいがちの家庭も多いようですが、お墓参りに出かけると様々な「季節」と「自然」を感じられることでしょう。
お寺にはたくさんの植物が植わっていることが多いですし、その道中だって色々な自然が転がっていると思います。
冬の凍てつくような風がいつの間にか柔らかな春の風に変わっていたことも、ちょっと気の早い桜が早速咲きだしていることも、足元が少しずつカラフルになってきていることも、外に出なければきっと気づくことはないでしょう。

自然を楽しみ、ご先祖様に思いを馳せたら、最後はお家で「季節の花」をお腹いっぱい食べてお昼寝。
たまにはそんなゆったりとした時間を過ごしてみたら日々のストレスもきれいに溶けて消えるのではないでしょうか。

蓮