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2/17/2017

花粉は植物の生命の源⁉︎

皆様こんにちはGDスタッフです。
もう2月になってしましましたね。早い・・
2月と言えば、ニュースでも毎年騒がれる花粉症の時期ですね!
重度の花粉症の私は毎年薬に頼りまくりでかれこれ30年近く・・
ガーデナーって花粉症の人が多いんですよね。
庭仕事の定めなのでしょうか?



皆様は花粉とは何か?考えてみた事はありますか?
わかってるようで、わかっていないという感じでしょうか?
そこで今回は植物にとって、花粉とはそもそも何なのか?花のつくりってどんなだったかな?を皆様とシェアしたいと思います。



花粉って?雄しべと雌しべ


雄しべは花粉の入っているやく(花粉ぶくろ)とこれを支える柄の花糸(かし)とからできています。花糸は、桜のように1本ずつ離れているものが普通ですが、椿やムクゲなどは花糸のもとが全部一緒になっています。一方雌しべは受粉後、結実するための部分で、花の中心にあり雄しべより大きいものが一般的です。受粉後、雄しべは花糸や花びらなどと一緒に落ちてしまいます。花粉の表面には突起があり、ザラザラしていて雌しべにつきやすいようになっています。ツツジなどでは、花粉に細い糸が付いていて、雌しべに粘りつきます。雄しべのやくで作られた花粉は媒介者や風によって雌しべに受粉し、種ができます。つまり、言葉の通り花粉は植物の精子であり、それを雌しべに受粉することによって種を作るつまり子どもが出来るというわけですね。したがって、花粉は植物の子孫繁栄のためにはなくてはならないものなのです。





花粉の成分って?

そもそも花粉は何で出来ているのでしょうか?主に以下の6種と言われています。


❶糖質(炭水化物
 単糖類、多糖類、澱粉(でんぷん)などで、この糖質はエネルギーの元となります。
❷たんぱく質
 花粉の中に35%も含まれています。
❸脂肪
❹各種ビタミン
 ビタミン1,2,12、ビタミンCなどが含まれています。
❺各種ミネラル
 花粉には活性を持ったミネラル(カリウム、マグネシウム、カルシウム、銅、鉄、
 ケイ素、リン、硫黄、塩素)等を多量に含んでいます。
❻酵素
 カタラーゼ、アミラーゼ、サッカラーゼなど8種類が含まれています。





※インナチュラル本社にて咲いたアマリリスです。たくさんの花粉をつけています。✨



それぞれの受粉の仕方

植物が花を咲かせるのは、美しい花の色や形、甘い蜜で昆虫や鳥を誘い花粉を運んでもらって受粉するわけなのですが、スギやマツなど派手ではない花をつける樹木はどのように受粉するのでしょうか?これが花粉症の原因となるわけですが、スギやマツなどの樹木は花粉を風で飛ばしているのです。その為、通常の花より花粉が軽くさらさらしています。その花粉を一斉に風で飛ばし、他の木に受粉させるのです。 当然のことながら同じ種の木に受粉させないといけないので、広大な森の中に分布している樹木はたくさんの花粉を飛ばさなければならないのです。一般にスギ花粉は数kmまで花粉を飛ばすと言われています。逆に蝶や蜂に運んで行ってもらう花粉はネバネバしたり、トゲがあったりして媒介者の体にくっつきやすいように出来ています。また朝顔は自家受粉で雄しべの後に雌しべが追い越すように伸び、その際に花粉に触ることで受粉しているそうです。面白いですね。





花粉の大きさって?

そもそも花粉の大きさはどのくらいなのでしょうか?一般的にスギの花粉は直径が30μm〜40μm、ヒノキは25μm〜35μmと言われています。それに対し朝顔の花粉は100μmと言われています。その大きさの違いは野球ボールとサッカーボールの大きさほどの違いがあります。人の髪の毛の直径は70μmと言われていますので、スギ花粉はそれより小さいという訳ですね。一番小さな部類の花粉でワスレナグサは3μm〜5μm、一方一番大きい部類はオシロイバナで200μmと言われています。花の種類によってこんなにも大きさの幅が広いのですね。


100年に一度しか咲かない花

センチュリープラントと呼ばれる花です。世界には幾つかのセンチュリープラントがあります。その中の一つにアガベサルミアナvar.フェロックス(通称:アガベ)があります。
中南米や北米に分布するリュウゼツラン科の一種で、実際は30年〜50年かかって成長し、最後に一度だけ花を咲かせるようです。
アガベに花が咲くこと自体びっくりですが、100年に一度しか咲かないとはまた驚きですね。また、やっと花が咲いたと思ったらそれはそのアガベの死を意味しているとのこと。悲しいことです。100年もの間葉っぱや根に栄養をため込み、ここだ!という時に満を持して咲かせる花は 4m以上茎を伸ばし大きな花を咲かせるそうです。そこで、鳥や蜂をたくさん呼び寄せ花粉を媒介してもらい子孫を残したら、力尽きたように死んでしまうそうです。
花の咲いた模様は
http://sori-yoshida.com/archives/2180より

中央がアガベの一種

他にも南米チリの高地に分布している、プヤ・ライモンティはパイナップル科の植物で100年の間、光合成でデンプンを100kgも体の中に溜めこみラストの1ヶ月で約10mほど一気に茎を伸ばし30万個もの種子を作るそうです。その花はトゲが危険な葉とは裏腹に可憐に咲き誇ります。その香りに誘われたハチドリが媒介し子孫を残したあとは枯れてしまうとのこと。植物ってすごいですね。





現在植林によって増えすぎた杉やヒノキを減らす活動や、花粉を出さない杉の品種改良など花粉症対策として花粉が敬遠されています。しかし、花粉は植物にとっては子孫を残すためになくてはならない大切なものなのです。蝶や蜂を呼び寄せるため、花をより目立つように美しく咲くように努力している植物たちに私たち人間も恩恵を受けているのも確かですね。そんな見方で植物を見てみるとまた違った愛着が湧くのではないでしょうか?受粉が行われる最盛期は1年のうちでもわずかな期間です。ミツバチが飛んでいたら、どの花に止まるのかな・・なんて観察してみるのも春の楽しみ方の一つですね!
私たちガーデンデザイン課ではよく植物の話をします。植物をじっくり観察してそれぞれの個性豊かな植物たちの話は尽きることがありません。その場で分からなかったことは調べて情報を共有することもしばしばあります。でも最終的には「植物ってすごいね。不思議だね。」という結果になり、ガーデナーとして学ぶべきことはもっとあるんだ!と実感します。植物摩訶不思議!













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